多くの人が成長したいと思っている。
24歳のぼくもここで止まらずにどんどん成長したい。1日1日成長を実感したいタイプです。
ぼくは大学4年間をかなりもったいない過ごし方をしてきたと思っています。もちろん悪いことばかりではなかったけど、もし来世またこの星に生まれたらやり直したいレベル(笑)
スポーツで言えば4年間といえばオリンピックが回るサイクル。この貴重な4年間でぼくは何か成長したかを考えるとなかなか頭に思い浮かびません。
それくらい日々の生活が甘ったるくて曖昧だった。
成長することができればたくさんの世界を見ることができます。もっといろいろなことができるようになります。仕事ももっとできる人になります。
だけどいつまで経っても同じ人って周りにいませんか?変わりたいって言ってるけど一向に変わらない人。
そういう人は努力の仕方が間違っているのです。正しい努力をすれば人は変化します。成長していきます。
今伸び悩んでいる人に、成長するための努力の仕方を紹介します。
参考にする本は梅原大吾さんの「勝ち続ける意志力」です。
1.成長しないのは変化を伴わない努力をしているから

ずばり、あなたが成長しないのは、
変化を伴うことのない間違った努力をしているから
です!
変化を伴うことのない間違った努力の例を挙げていきます。
美味しいチャーハンを作るとします。チャーハンにもいろいろ種類がありますよね?あんかけチャーハンとか、醤油味のチャーハンとか、塩コショウ味のチャーハンとか、カニカマとか。。。だけど、とりあえずウェイパーさえ入れておけば美味しいものが出来上がるから、美味しいチャーハンを作れるようになりたいけどウェイパーでいいや!ウェイパー最強ヽ(・∀・)ノ
これって料理の腕前上がりませんよね?
確かに、
という方程式が成り立ちますが、ここには抜けちゃいけないものが抜けてるんです。それは、
ということです。この時のあなたの願望というのは「美味しいチャーハンを作れるようになりたい」ということ。これは果たして「作れるようになった」ということができるでしょうか?うーん。
ウェイパーを入れたら美味しくなっただけなんです。それを作れるようになったと勘違いしてしまうと、いつまでたってもウェイパー地獄から抜け出せなくなる。ぬるま湯に浸かっていると出れなくなるんですよ。願望を叶えるからこそ願っていた状態からの変化だというのに。
小手先の技術ではないんですよ、本当の実力って。自分好みのチャーハンをいかなる状況でも変幻自在レベルで作ることが出来るのが本当の実力で、この力をつける為にぼくたちは努力するんです。
慣れたものからいつまでも抜け出せないでいると変化することができないから成長できない。
とりあえず何かをすることそれ自体が成長につながると勘違いしながら努力しているつもりになっているから成長しないのです。これが間違った努力の正体です。
2.正しい努力とは常に変化すること。これが成長につながる

僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。
昨日と同じ自分でいないー。
(中略)
多くの人は、変わることと前に進むことは別だと思っているだろう。確かに、自分を変えることは不安だし、変化した先に勝利があるとは限らない。けれども、変わり続けていれば必ず前へ進める。
(中略)
変化を続けていれば、きっと正しいことが見つかる。また、正しくないことが見つかば、その反対が正しいことだとわかる。だから、前へ進める。
引用:勝ち続ける意志力(梅原大吾)P83-84
正しい努力とは、
です。変化することができるからこそ、人は成長していくのです。逆に言えば変化できない人間は成長することができない。多くの人は変化していないから成長できないんですね。
例えば、ぶどう農家をやりたい全くの素人がぶどうを育てることが出来るようになる。これは成長ですよね。できない⇒できるになったから。
だけど、ここから「できる=ぶどうを育てる」という変化のないぬるま湯に浸かっていると成長しないわけです。なぜならそれだけではもっと美味しいぶどうを作ることもできないし、経営術も学んでないし、気温とか湿度とか土の感触とか、そういう未踏の領域に触れていないからです。
本当に成長したいぶどう農家であれば、ぶどうを育てられればいいやではなく、
- 食べてみてぶどうの種類を見分けることができる能力を身に付ける
- そのぶどうがどのように育てられたのか予想することができるようになる
- 気温や湿度がぶどうに与える影響が分かるようになる
- ぶどうを出荷するときにより多くの利益が出る方法を試行錯誤する
- ただぶどうを出荷するよりもワインなどの加工食品がいいか検討して実践する
- 近年の消費者の動向を理解する
- 育てる技術をより最適化していく
などなど、もっともっとあると思いますが、自分が目指すぶどう農家になるためにやるべきことってたくさんあるんですよ。未踏の領域に触れていくことで「できない⇒できる」になっていく。これがぶどう農家としての総合力、実力を高めていく方法です。
「できない⇒できる」はまさしく変化です。時にはできないことができるようになってもそれがぶどう農家には必要なかったりむしろマイナスになってしまうこともあるかも知れない。だけどそれが不必要だとわかったときってより効果的な手段とかって探しますよね?一回スタートを切ってしまえばどんどんそういうサイクルに入るんです。
ぶどう農家はブドウを育てるだけじゃない。売る力。宣伝する力。予測する力。工夫する力。。。そういういろいろな能力の総合がぶどう農家としての成長につながるわけです。
普段オフィス勤めしている人なんて特にそう。
5年間事務作業をしても成長しません。多分事務作業をマスターするのに5年間も必要ないからです。せいぜい1年とかでしょう。
じゃあマスターした事務作業能力を残りの4年間やって成長できると思いますか?ということです。成長じゃなくて現状維持ですよね、これは。
現状から変化のない人は、何かしらスタートを切っていないんです。だから現状を維持するためのサイクルがそういう人たちには回ってしまっているんです。
3.変化をするための努力の方法

何度も言っていますが、「変化すること⇒成長」です。
毎日コツコツ積み重ねていてそれが成長しているつもりになっているという勘違いに陥ってる人は、「成長しているつもり」ということに気づくことが大切。
成長しているつもりになっている人は何を持って成長しているか明確にできないのではないでしょうか?
なら成長しているということを明確にしてしまえばいいのです。
「成長を可視化」すればいいんです。

「変化すること⇒成長」です。
変化するということは「できない⇒できる」になることなので、これをそのまま可視化します。
メモすればいいんです。ただそれだけ。
筋トレなんかがわかりやすいですね。
①腹筋を一日100回できる能力を持っている人は、まずそれをメモします。

これでまずは「今現在できること」が可視化されたわけです。
②そしたら今度は何ができないのかを明確にしていきます。

普段ずっと100回しか腹筋をしない人は100回が限界です。101回に挑戦してできるようになることが成長です。
腹筋の種類だったスピードだっていろいろいあります。腹筋に限らず見た目にフォーカスするのもいいですよね!モチベーションが上がります。
③今できないことを挙げたら、今度はできないことに挑戦してできるようにしていきます。

腹筋を1日100回適当にやっている人は能力としては1つしかありませんが、腹筋だけでもできないことができるようになるというのを可視化して、できたんだという実感、有能感を手にすることで簡単に成長を感じることができるますよね!
筋トレの例でしたが、これをもっと応用させればいいだけの話です。ぶどう農家でもスポーツ選手でも、学生でも誰でもできます。
この小さな積み重ねを可視化するだけで自信が付くし、できたことから派生する新しい課題にも挑戦してできるようになればまた能力が向上して成長する。こういうサイクルを成長し続ける人は勝手にやっているんです。
本当に小さくて些細なことだけど、いつもと違う帰宅路を歩いてみるとか、定番から外れたメニューを食べるとか、普段使わない駅に降りてみるとか。
小さくてもいいから変えてみる。
そんな意識があれば、誰だって、いつだって自分を変えることができる。そうやって自分の体験を増やしておけば、ふとした時、前よりも視野の広くなった自分に気づくことができるはずだ。
引用:勝ち続ける意志力(梅原大吾)P88
こうやって小さなことでもできないことがどんどんできるようになっていけばどんどん変化していきます。
「できない⇒できる」の積み重ねが変化を導くのです。それが成長です。
行き詰まってる人、成長を実感してるかわからない人はぜひ試してほしい。
まとめ

あなたがいつまでも成長しないのは努力の仕方を間違っているからです。
いつの間にか出来ることばかりやってぬるま湯に浸かっていませんか?それではいつまで経っても現状維持のままで成長することはありません。
成長するための正しい努力とは、
です。そのためには、
- できることとできないことを明確にする
- できない⇒できるにする
ことが必要になります。できることを増やしていって総合力を高めるといったイメージです。これが成長であって、あなたの実力を底上げするための方法になります。
そして、成長を実感するためにはできることを可視化していくことが有効なので、できたことをどんどんメモしていくことをおすすめします。これなら簡単で誰でも出来そうです。
高校生のテスト対策とかね。できる問題だったらわざわざ復習する必要もないので、そういうところをできないところにつぎ込んで総合力を高める。そのためにはできるところ、あるいはできないところにチェックを入れてそこを重点的にやる。できない⇒できるが増えるので変化になります。
成長したくても成長を実感できていない人は、まずはどんどん変化していきましょう。
失敗することもあるかもしれませんが、失敗=できなかったという発見をすることができるので、それに重点的に取り組んでできるようになれば成長できます。
なにはともあれ変化するところから始まるんです。
変化しようとしないで成長したいですっていう方がおかしいです。
まずは失敗してもどうなってもいいから変化してください。できないことに挑戦してください。

