選手たちの成長がパラグアイ陸上競技の雰囲気に変化を起こしている

2019/3/25の記録

 

 

鍛錬期での順調な練習やシーズンが始まってからの試合で選手たちの記録が向上したことで、明らかにぼくが活動している首都の選手たちの雰囲気が変わりました。

ぼく自身は対象者を絞って活動しているので全ての人に対して陸上指導をしているわけではありません。それでもトップ層は記録が出にくいシーズン初戦にも関わらずいい記録を出すことができているので、まず記録が出ないという雰囲気がない。よし、やるぞ!という前向きな雰囲気があります。これはとても大切なことです。

またそういう選手がいるのでレベルの低い選手も彼らを見ます。上位層はいいパフォーマンスをし、下位層は彼らの真似をします。記録を出している選手がどのように普段練習しているかを下位層は見ることができるので、自然と上位層の練習の雰囲気の中で練習することができるし、記録を出すための練習態度も自然と身に付きます。実際、ぼくが所属しているカウンターパートのグループでは上位層が下位層にアドバイスをするといった行動も見られるようになりました。去年はなかったこの全員で頑張ろうという雰囲気が今年の序盤のいい雰囲気につながっていると思います。

 

 

過去記事にも書いてきましたが、やはり選手の成長が今の雰囲気のよさにつながっています。彼らが少しずつ何かができるようになって変化してきた積み重ねは大きな変化をもたらしました。

昨年までは指導者から言われたことをただやるだけだった選手も、今では自分で考えて練習をできるようになりました。また、指導者が目的を伝えないときは自分でなぜこの練習をするのかという目的ももつこともできるようになりました。言葉が悪いかもしれませんが、なんでも面倒を見てもらう赤ちゃんから自立した大人になったという印象です。自分の競技に対して自分で責任を持てるようになった気がします。

 

 

実際、今年のシーズン序盤は記録ラッシュが起きています。

 

 

昨年ぼくが任地変更をする前までは各選手は自己ベストを出していたものの、特に上位レベルの選手は記録を更新することができていませんでした。それが今年はシーズン初戦からいい記録、あるいは長年更新されていなかったパラグアイ記録の更新につながっています。

 

 

やはり今思うのは「雰囲気は変えるものではなく変わるもの」ということです。ぼくやカウンターパートが実現したい目標を達成するためには小手先のテクニックや即効性のある活動ではあまりよくないのかなと思います。変えるのは不自然で変わるものは自然。緑の葉が紅葉になるような自然な変化が今までの活動を通して起こってきたのだと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

いいね!してくれたら超嬉しいです\(^o^)/!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。