2019/3/13の記録
練習中に大雨。それでも今日は走る日だったから選手全員が走った。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) March 12, 2019
強い雨&極寒でコンディションは悪かったけど、ぼくが指導している女子パラグアイ記録保持者は100mを12秒02で走った。また自己ベスト更新。
彼女の初戦は3月23日で100mを考えてる。次は1週間後のアルゼンチンのグランプリ大会。
ちなみに今日の彼女の練習は
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) March 12, 2019
○基礎トレーニング
○SD
40m*2
60m*1
○100m*2(rest’10)
12.02
12.22
もともと彼女の練習は少なめに設定して鍛錬期もやってきたからこんなもの。雨が降っていたので当初予定していた100*3を2本に変更。こういう柔軟さも彼女には出てきた。
いい感じ。初戦が楽しみ。
ぼくが指導している女子100m記録保持者は順調に鍛錬期の練習をこなすことができました。結果として練習では昨年記録することができなかったような記録を連発するようになりました。練習の記録はあくまでも参考ですが、練習で測定した記録が自己ベストなら選手のモチベーションも向上します。大事な試合の前にこのように練習自己ベストを出してしっかり心身の準備ができているのはすばらしいことです。
彼女の前半シーズンのピークは5月末に行われる南米大会を予定しています。なので、初戦がどのような状況になるかわかりませんが自己ベスト近くで走ってくれればと願っています。一試合出場すれば刺激が入って徐々に調子も上がってくるはず。彼女もそれ理解しているはずなので、まずはしっかり怪我なく初戦を終えるというのが目標になります。
練習自己ベストを出しましたが、彼女自身も昨年よりも成長したという手応えを感じている点がとても成長した点です。ぼくがこれがいいあれがいいということもできますが、彼女自身が何をしてきてその結果としてこのようになったという因果関係を分析し理解することが大切。なんとなくできてしまったが通用するのは子どもの頃まで。本当にトップレベルを目指すのであれば自分を理解して、競技力向上のために必要なことを判断できる力が必要です。その能力が鍛錬期を通して少しずつ身についているのを感じています。
試合の条件にもよりますが、南米大会で11秒8台で走ることが目標です。11秒8台で走る力はあると思いますが、まだパラグアイには11秒台で走った選手がいないということで少し難しい部分もあるかもしれません。日本の陸上競技でも9秒台で走る選手が現れるのに多くの年数が必要でした。パラグアイも競技レベルは低いですが11秒台は未知の領域。同じような壁を彼女自身が打ち壊さなければなりません。
もちろんぼく自身も目先の結果だけにこだわることのないように、彼女としっかり会話をして情報を共有することを怠らないようにします。今ここで終わるのではなく、11秒台はあくまでも通過点。ゴールに到達したあとの次の目標を立てられる、そんな指導をしていきます。

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