怒りの感情でモチベーションを高めてパラグアイ記録更新

2019/4/1の記録

 

 

目標だったパラグアイ記録を更新しました。

12秒15(+0.5)

シーズン2戦目(100mは3回目)にしてパラグアイ記録の更新は立派。まだ体が100%の状態ではないから、この先もっと記録が伸びていくのかなと期待できます。

2日前に行われた試合では12秒45(-2.6)で条件が悪かったものの力は発揮できていたので条件次第で記録更新はできると思っていました。2日前の試合後は記録が悪くて落ち込んでいましたが、コミュニケーションを取ったあとに自分なりにしっかりやるべきことを理解して修正できたのだと思います。これは記録が出た以上に彼女の成長として価値があることです。また、自己ベストが11秒台の選手にも勝つことができたことが彼女の自信にもなったと思います。

 

 

 

試合後に彼女に話を聞いたら「前のレースで強い向かい風で体が進まなくてイラっとしたから、今日は怒りとともに走った」的なことを言っていました。いや、怒るなよ(笑)と思いながらも、実はその怒りの力がいい走りにつながったということも考えられます。ノーベル物理学賞を受賞した中村さんも「ここまで自分を突き動かしてきたのは怒りだ」と言っていたくらいなので、たとえ負の感情であったとしてもモチベーションが高まるという点で負の感情を無理に消す必要もないのかもしれません。その点、ぼくも勉強になりました。

また、今回は昨年経験することがなかった「大切な試合で選手のモチベーションが下がったときどうすればいいのか」を体験することができました。実際モチベーションが下がっていようがレースに不安だろうが走れないことはありませんが、メンタルの状態を100%にしていい結果を狙う上でどのように選手と接したらいいかを考えることができました。

これもきっと選手によってさまざまで、感覚的に大雑把な選手には「ガッと行ってこい!」みたいな気合の入るセリフでもいいのかもしれませんし、論理的な人には「○○で△△だったから□□のようにすればいい」というように選手が論理的な説明に納得できるような説明が必要なのかもしれません。

 

 

それにしても昨年パラグアイ記録を出したときと今シーズンの走りを比べると随分変わったと感じます。

 

 

昨年パラグアイ記録を更新したときはもっと上半身がぶれていて後半の伸びがイマイチ。もちろん動きのダイナミックさは大切だしこれは彼女の長所だと思っているので、無理に矯正する必要はないと思っています。短所を改善されることで長所まで打ち消される可能性ってありますからね。

対して今回のアルゼンチンでの試合はダイナミックさに加えて体のラインがしっかり整えられているから後半のスピード定価が抑えられている印象です。これも鍛錬期に軸を意識したトレーニングに取り組んできた成果だと思います。

 

 

まずは今回の試合で痛みや怪我なく終わることができたのがよかったです。次の試合までしっかり状態を高めていって、南米大会の選考試合である5月上旬のグランプリ大会に照準を合わせていきます。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。