ボランティアとして他人の人生に対する責任を全うする姿勢

2019/8/24の記録

 

 

青年海外協力隊ボランティアの2年の任期が終わろうとしている今、ようやく分かったことがあります。

それは、ぼくがボランティアとして活動するにあたって信念。

他人の人生に対する責任を全うする

これをぼくは大切にしてきたんだなと言葉にすることで改めて気づきました。

もちろんこれは他人の人生を生きることとは違います。

 

 

活動する中でいろいろ考えました。

  • ボランティアの立場としてできることは何か
  • 逆に何をしてはいけないか
  • マンパワーの活動はよくないのではないか
  • 未来につながる活動とはなんなのか

でもそんなに難しく考える必要はなかったのかなと今になって思います。もちろん今の結論に至るまでにこの考えるという過程があったからこそ自分の軸と信念を持って活動できているのですが。

 

 

ボランティアの目的に「自助努力の促進」というのがあります。それは本当に大切なこと。これを考えないのであればわざわざ青年海外協力隊ボランティアという制度を使うべきではありません。目的が違うので。

でも、だからといってその目的を考えすぎて活動にブレーキがかかってしまってもよくないと感じています。なぜなら現地の受け入れ環境によりますが、ぼくたちは変化を起こすことができるキーマンでもあるからです。

 

 

ボランティアは2年間現地に入り込んで生活することになります。活動とは言っても実際は彼らと動くので、彼らに生産活動があればボランティアの活動は活動ではなく実質的には仕事です。仕事に関わっているということは彼らの人生に関わっているということ。本質はそこにあると思うのです。

  • 小学校の先生なら学校の先生に指導方法を教える、子どもに教える
  • 医療隊員なら手洗いの仕方や予防方法啓発を行う
  • 陸上隊員なら、選手を強くする

こんなことを活動でするわけですが、これ自体が目的ではないですよね。これは目標です。

例えばぼくなら選手を強くするという目標を達成することによって得られる変化によって「人間形成」「人生の変化」という目的に近づくことが本当の目的になります。目標は目的を達成する手段なのです。

だから、小学校の先生も指導方法を教えることや子どもの成績向上がゴールなわけではないですよね(たぶん)?それらを通して学んでほしい、伝えたい何かがあるからその手段を活動として行うといった流れになるのではないでしょうか?

なのでツイートにも書きましたが、ぼくは陸上競技の活動をしているけど本質的には「生き方」を提案したり共有したりしている感覚に近いんですよね。なぜなら活動を通して彼らの人生に関わっているからです。

 

 

 

ぼくの例ばかりで申し訳ないのですが、結局陸上競技を強くするという目的になってしまうことが「自助努力の促進」という青年海外協力隊の目的にそぐわない結果になってしまうのではないかと思います。

青年海外協力隊は配属先の要請があって海外赴任するわけですが、その要請というのはあくまでも目標であって目的ではないように感じます。結局それらの要請内容に従って活動したとしてもそこからなにも現地人が学ぶことができなければ「やっただけ」になってしまうからです。量をこなすことに満足してしまうというのに似ていると思います。

目標を達成する過程を通して何か大切なことを学ぶからこそ行動変容が起きる。それが未来につながっていくのではないでしょうか?

だからぼくは陸上競技の活動の中で選手育成に取り組んでいますが、中でもそのプロセスを重要視しています。中でもぼくは選手にこんなことを伝えています。

ある結果は「プロセス」の結果

パラグアイの陸上競技はとりあえずやればいいという文化があります。量をやっとけば強くなるみたいな。でもそれは間違った努力。だからぼくは

  • 正しい努力を積み重ねることによって自分が求める結果を得ることができる
  • 正しい変化がなければ未来は変わらない

ということをプロセスを通して伝えているのです。

それが生きる経験となるように。

 

 

結局ぼくたちのような国際協力の初心者は他人のために一生懸命やることが現地人のためになる行動になるのではないでしょうか。

一生懸命でないと想いが伝わらないからです。

だから、ぼくはこの一生懸命を「他人の人生に対する責任を全うする」という心構えで活動に取り組んでいます。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。