2019/5/27の記録
ついに!
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) May 26, 2019
【男子200mで南米大会初の銅メダル獲得😭🎉🇵🇾】
パラグアイの歴史的快挙!
3番だけど、それでも次のステージの扉をこじ開けることができた。
ただでさえパラグアイ男子が2人決勝に残っただけでもすごいのにメダルまで…
ぼくもやっと大舞台で結果を出させることができた。1つ恩返し。 pic.twitter.com/CzhfMAt7zX
普段直接指導しているわけではありませんが、技術指導をした選手が南米大会初の銅メダルを獲得しました!
過去にはリレーでメダルを獲得したことがありますが、個人の純短距離種目でのメダル獲得は初?だそうで、これはパラグアイ陸上にとって歴史的快挙になりました。
彼には鍛錬期に入る前の最後の試合のあとに
- 中間局面で上半身が後傾してしまう
- 後傾によって前への重心移動がなされていない(その場で苦しいもも上げのような感じ)
などの問題点を指摘した上で改善する方法も教えました。カウンターパートも鍛錬期にバウンディングをたくさんするように指示していたらしく、その指示とぼくのアドバイスがうまくかみ合ったのだと思います。
というのはバウンディングは前進するために接地の瞬間にうまく重心を移動させなければなりません。うまく重心を移動させるためには跳ねるようなバウンディングではなく水平移動するようなイメージが必要です。もともと三段跳をやっても跳ぶ選手だったので(技術がないからトップスピードだけを利用する跳躍)、これがうまくハマったのだと思います。
やったー!
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) May 25, 2019
指導に関わる2選手が南米大会の200m決勝進出🎉🌎
特にいつも指導している元パラグアイ記録保持者は鍛錬期の3ヶ月間、恥骨炎で走ることができなかった。走り始めてまだ2ヶ月半くらい。よくここまで戻ってきた!というか進化した!
あわよくばどちらかの選手が奇跡的に3番に入ってほしい。
この決勝レースには普段ぼくが指導に関わっている選手も出場しました。
怪我復帰明けで万全のコンディションとは言えませんでしたが、よくここまで戻ってきたなという印象です。
一番内側のレーンで6位入賞。彼にとっては不甲斐ない結果だったかもしれませんが、これからさらにコンディションが上がってくることを考えるといいパフォーマンスをしたと思います。
個人種目ではしばらく止まっていた歴史が動いた大会。パラグアイ陸上にとってはとても価値のあるものです。この流れがボランティアが終わって以降も続いてくれることを願っています。
今回は南米大会で個人で銅メダルを獲得しましたが、正直記録は大したことはありません。国内記録が10秒36と20秒84は遅すぎます。
今回の南米大会での銅メダルやそれまでの過程で得られた記録はそれまでのプロセスがいいものだったから。でもだからといって「この方法なら結果が出る」と思わないでほしいですね。常に指導者は選手を見て、前のやり方が100%だと信じ込むのではなく今できる最善を尽くしてほしいです。つまり、より高いレベルに行くのにもっと頭を使ってほしいということです。
今シーズンはまだ試合があるので、この2名の選手がどのような記録を出すのか見守ります。
次の試合の予定はコロンビア?エクアドル?での試合です。

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