カウンターパートがアルゼンチンに行っているから、選手にはいつもより早めに練習メニューを聞いてねと言っていました。
そしてら今日、彼から受け取ったメッセージの中に【練習の意味や目的】が書かれていたと選手は喜んでいました。
今までこんなことなかった、と。
また1つ、変化がありました。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年11月22日
ぼくが指導している選手たちは、いつも競技場に来てからカウンターパートにメニューを聞いて練習を始めています。
なので、カウンターパートが競技場に来るのが遅れるときは自分から練習をしようとしません。
カウンターパートが競技場にいるかいないかによって練習時間が変わってしまいます。
カウンターパートは、
事前に選手たちにメニューを提示すると好き嫌いによってこなくなる可能性があるから、当日、競技場に来てからメニューを提示している
と言いますが、とても非効率だと思います。
弱い選手は練習メニューによって来る来ないを決めるかもしれませんが、レベルの高い選手はメニューによって来る来ないを左右されることはありません。
というか、そんなモチベーションで競技してませんからね。
そんなことで、特にレベルの高いナショナルレベルの選手たちは、このシステムによって練習をスムーズに行うことができていないのが問題です。
そんな状況で、ツイートにも書きましたが、カウンターパートが不在の状況のなかでどうやって練習させるかを自分の課題として1週間活動に取り組んでいます。
上記の状況の中で問題点が見えたので、選手にはできるだけ早い段階でカウンターパートに練習メニューを聞くように指示しました。
結果として、この1週間はカウンターパートがいなくても練習に来る選手たちはスムーズに練習を始めて、早く帰宅することがでいています。
行動:カウンターパートに競技場に来る前に練習メニューについて質問するように指示
↓
結果:練習を始めるまでの時間を大幅に短縮することができ、練習状況が好転した
そして、さらに幸運なことに、早めに練習メニューを質問するようにしたからかわかりませんが、カウンターパートからのメッセージに練習に対する目的や意味が書かれていたと選手は喜んでいました。
なぜ喜んでいたかというと、具体的な指示があったのが初めてだったからです。
今まで選手は当日にメニューを質問して、そしてカウンターパートはその場で練習メニューを指示していました。
でもそれだと、ある限られた時間に選手全員にメニューについて話す必要があるから、具体的に話す時間がなくなってしまいます。
結果として、練習メニューだけを提示して、あとは「やれ」という状態になっていたのかなと思います。
つまり、この件の本当の問題の1つは、
問題:カウンターパートが時間的に余裕がないから具体的に指示ができない、そんなシステムになっているから
だと考えました。
実は、選手からずっと「カウンターパートはメニューはくれるけど、なぜやるのか、どうやるのかを全く説明してくれない」ということを相談されていました。
選手からの話を聞いていて、話していくうちにだんだんヒートアップしていくのを感じて、「あぁ、いつもはカウンターパートからの指示をはいはい聞いているだけだけど、実はすごく求めているんだな」と思いました。
その中で、具体的に書かれたメッセージを受け取ることができて、選手は本当にうれしかったと思います。
この状況がずっと続くかはわかりませんが、
- ぼく自身が何が問題なのかを明確に理解した
- カウンターパートがいないときの練習状況が改善した
- 選手が具体的に指示があったことに喜んでいた
この3点を材料に、練習環境がよりよくなるように、カウンターパートの仕事効率がよくなるように、カウンターパートに相談してみようと思います。

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