具体的には約1.2m程度の軽い棒を使って円盤投げやハンマー投げのターンの練習を始めました。今まではその棒を使うことなく、ウォーミングアップ後にいきなりすぐ投げるスタイルでしたが、基礎の重要性をさらに理解したことで練習プロセスが増し、具体的になりました。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年12月5日
アルゼンチンやコロンビアで学んできた技術や練習を、カウンターパートが選手たちに熱心に指導するようになりました。
ツイートもしていますが、今まではウォーミングアップ後すぐに投擲練習。
それはそれでいいのですが、ウォーミングアップの中に技術練習が伴っていませんでした。
だからいつまで経っても選手たちは技術を獲得できずに記録的にも伸び悩んだ一年でもありました。
トレーニングの数値は上がっているのに実際の投擲の記録に結びつかないのは、明らかに技術練習が足りないから。
それを、カウンターパートも少しずつ理解してきたのだと思います。
ぼくは投擲競技は専門ではないのであまり詳しくわかりませんが、カウンターパートが指導する練習工程が明らかに詳しくなりました。
しっかりとウォーミングアップから基礎、そして応用へという流れもしっかりできているし、何より学んできたことをちゃんとアウトプットできていることがとてもいい。
得た知識はアウトプットして初めて効果が現れます。
特に指導者は教える立場として、常に勉強しなければなりません。
勉強しない指導者をダメとは言いません。
それはそれでそういう形があるだけ、ということだから。
でも、指導者は選手からお金をとっているし、選手の選手人生を左右するからこそ、学び、そして与えることは指導者の義務だと個人的には思います。
海外での指導者講習を経たカウンターパートの指導は明らかにいい方向に変わりました。
選手たちも新しい練習に苦戦しながらも、ぼくから見たらできることが増えてきているように感じています。
結局のところ、技術練習の本質は「できないことをできるようになる」ということです。
いつも同じことばかりやっていたら成長は止まります。
「1+1」をいつまでもやっていても、ふと掛け算ができるようにはなりません。それと同じ。
自分ができないこと、苦手なこと、あるいはできることを探して改善していく、伸ばしていく。
それをしていくのが選手の練習だし、そういうことを探せる練習環境づくりをするのが指導者の本当に役割です。

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