前は指示を与えるだけの指導者が、今は相談に乗ることができる頼られる指導者になった。頼られれば当然やる気だって出る。指導者としての小さな変化が、練習環境の大きな変化につながっている。
選手に頼られることで得られる有能感があるということは、選手も指導者も同じ道を歩めているということ。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年12月14日
以前は選手がただカウンターパートに指示を仰ぐだけだったけど、最近は選手が”相談”できるようになったことで、陸上競技の話を選手とカウンターパートの間でできるようになってきました。
20人くらいいる選手からその都度「何やればいい?」と聞かれるって個人的には嫌ですけどね。
そんな環境から、強い選手は少しずつ自分のやらなければいけないことを考えて指導者に相談、指導者は指示を出すだけでなく「こういう理由でこれをしなさい」という”理由づけ”ができるようになってきています。
選手は向上したい気持ちをカウンターパートにぶつけて、カウンターパートは陸上競技をより考える選手を嬉しく思う。
こういう指導者と選手の関係性がいいよなって思います。
少しだけど、カウンターパートにも指示を出すときの具体性がましてきました。
これは大きな変化です。
具体性のない指示でも自分で考えてできる選手もいますが、パラグアイではそういう選手はほぼ皆無です。
どこかで「パラグアイの人に何かを教えるときは「”赤ちゃんに一から教えるように”しないとダメ」ということを聞いたことがあります。
馬鹿にしているのではなく、実際に一から手とり足とり教えないとできない選手がたくさんいるというのが現実です。
この現実の中でうまく活動を進めていくためには、やっぱりカウンターパートをはじめとする指導者に頑張ってもらわないといけません。
そもそもパラグアイの陸上競技はパラグアイ人のものですからね。
少しずつ指導者として進歩しているようで嬉しく思います。

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