カウンターパートの変化

 

日本で言う冬期練習がパラグアイ陸上でも始まりました。

パラグアイは真夏の冬期練習です。

任地変更をしてから4ヶ月間は、ぼく、全然メニューに対しては口出ししなかったんですよ。

これからもメニューに関してはあれこれ言うつもりはないですけど、まずは現状のメニューでどうやるのかを見たかったんです。

練習の頻度、メニューの量、質などなど。

現状観察というものを経て、最後の試合が終わって、2週間くらいはシーズンの振り返りと今後について考えていました。

 

 

そんな2週間が終わっていよいよ鍛錬期。

競技場に行くとカウンターパートがぼくにこう言ってきたんです。

こういう感じで強化していきたいから、案があったら紹介してほしい

と。

いや、いきなりかよと一瞬思いましたが(笑)、普段から考えて解決しなければならない問題も理解していたので、その要望を引き受けました。

そして、今日は任地変更後初めて自分が主体となって練習を指導しました。

 

 

その中でカウンターパートの熱心な姿勢に感心しました。

感心しました、というか、うれしかったです。

自分は聞いたものとか調べたもので練習メニューはあるけど、なぜやるのか、どんな効果があるのか、あまりわからないんだ

と言って、熱心に聞くしビデオも撮るんです。

あまり自分ができないということを認めることってできないじゃないですか。

しかも、カウンターパートよりぼくのほうが年下だし。

まぁ、実際は年齢は関係ないっていうけど、やっぱり現実では年齢のことは気になりますしね。

その年下、しかもよくわからない外国人にそういう自分のできないところを言えるということはすごいことだなと思うんです。

 

 

自分ができないところを認めることができれば課題が明確になります。

課題が明確になったらあとはやるだけです。

正直、パラグアイに来てからずっと、パラグアイ人は無駄にプライドが高いと思っていました。

どうしても自分のやり方に固執する。

外部から受け入れたがらない。

国民性も関係していると思いますが、競技においてはあまりいいことではありません。

柔軟な姿勢って本当に大切です。

 

 

ぼくが来る以前、4年も前からパラグアイ記録保持者の記録を更新できていないことは大きな問題で、そういう停滞を打破するためには「変化」が必要です。

そういう変化を起こすためには現状維持の状態に新しいことを取り入れることでも解決することができます。

同じ方法で結果が出なければ、それは違うんです。間違い。

完璧な練習計画を立てたとしても、どんなに勉強していたとしても、結果が出なければそれは間違いなんです。

指導者の役割って知識のバラマキでも知識のお披露目会でもありません。

知識の量は力量に比例しません。

指導者の仕事は選手を強くすることです。

 

 

もちろんカウンターパートも4年間なかなか結果が出なくてもがいていたと思いますが、ここで一つ、練習に対する姿勢に関してもいい変化があったのかなと思います。

そういういい変化は必ずいい結果を生むと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。