2019/5/21の記録
これはぼくがずっと伝えたかったこと。一方向ではなく選手とのコミュニケーションをうまくとって初めていい結果が出る。
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) May 21, 2019
指導者は選手の全てを理解できないからこそ選手にある程度任せることも大切。
練習の記録もいいし表情もいい。
記録はプロセスの結果。今回のプロセスは去年より段違いにいい。
カウンターパートも南米大会に引率するのですが、カウンターパートの柔軟性が選手たちのメンタルにいい影響を与えています。
昨年までは試合直前まで全て計画通りに進めたいという気持ちから選手のコンディションを無視した練習プランを立てていましたが、今回は選手としっかり会話をしてコンディションを確認した上で柔軟に練習プランを立てています。ときには疲労が溜まっているようであれば練習を中断して休ませるということもありました。
なので今選手に話を聞いてもみんなメンタルの調子がいいと言います。実際に試合で走ってみないと結果はわかりませんが、身体を動かすための核となるメンタルの調子がいいというのは本当に重要なことです。
選手によると、昨年まではガチガチのプラニングによって試合前までは調子がいいけど試合の日になると疲れきっていてスイッチが入らないと話していました。ほぼ毎日100%に近い負荷でやりすぎていたのでしょう。ピーキングは山のようにならなければいけませんが、過去のやり方はピークを高負荷だけで作り上げていた、という感じでしょうか。
今は心技体のバランスを考えたトレーニングができているので、選手の練習に対する姿勢や表情なども違います。
やはり「コミュニケーション」は大切。
指導者は選手の状態や感覚を完全に理解できないからこそ話をして把握しようとしなければいけないと思います。また、抑圧的な指導者に対しては選手は自分のことを話したがらないもの。そのような状況だと選手は指導者の指示に対して「イエス」としか答えなくなるので、選手の状態と指導者の理解に不一致が起こってしまいます。それをなくすためにも会話は本当に大切です。
今、選手にとってもカウンターパートにとっても今シーズンのピークを迎えます。この重要な試合の近くに選手も指導者もどちらもいい状態というのは今までのプロセスの結果。いきなりできるものではないですからね。
あとはこれが南米大会でうまくいい結果として現れることを願うしかありません。

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