細かい動きを実際の動きにつなぎ合わせる

 

女子の100mパラグアイ記録保持者はとても不器用です。

いまは速く走れるけど、何も考えずにただ走っていてもいつかは限界が来ます。

そうなってしまったら競技成績が成長することはないので、ぼくがいる残りの任期の中で、いかに細かい動きまでアプローチするか、考えるかをテーマに指導しています。

大きくて速い動きの中であれば細かい動きはごまかしがききますが、勝負の世界はそんなに甘いものではありません。

彼女自身がより速く走りたいという願望を持っているので、とにかく基礎の基礎から考え方や動きの指導中、というわけです。

 

 

今回は、いつも行っているラダーのジャンプに続いてもも上げをするように指導しました。

目的は、

反発をもらう感覚を、今度はより走りに近い動作の中で感じる

です。

いくらジャンプがうまくても、それが実際の走りにつながっていなければ何の意味もありません。

ジャンプをする目的はジャンプをするためではなく、走りに必要な能力を獲得するため。

だから、走りに必要な能力を得るためのジャンプと、そのあとに実際の走りに近いもも上げを組み合わせました。

これも別に複雑な動きではありません。

でも、選手がいつも「なにをやればいい?」とばかり聞くので、

練習と練習を組み合わせることによって新しい練習を生み出すことができる

ということも伝えたいという願いもあります。

 

 

パラグアイの選手は「トレーニングと練習の意味を理解していない」と感じています。

トレーニングはトレーニング、練習は練習というふうに切り分けている感じ。

でも、トレーニングは技術をともなう練習です。

トレーニングがトレーニングのためにあるものであれば、それは身体運動。

何のためのトレーニングなのかというのを実際の動きに結びつけるような形で指導することができれば、選手も「このトレーニングは実際の動きのこういうところに役立つんだ」ということの理解の助けになるのではないかと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。