女子100mのパラグアイ記録保持者のコントロールテスト

 

パラグアイも鍛錬期(日本で言う冬期練習期間)に入りました。

パラグアイの鍛錬期も、

量⇒質の転化

によって来シーズンの記録を狙う戦略があるようです(優れた指導者の考え方)。

そのため、女子100mのパラグアイ記録保持者も鍛錬期のスタートは量が多めです。

でも指導にぼくが関わっているので、量の多くは技術練習。

多量の走練習の前にまずは基礎を固めて、その基礎固めができた状態で反復、適切な刺激を得ることで、来シーズンの記録の飛躍を狙う形で練習しています。

でも技術練習だけだと基礎体力の向上が望みにくいので、そこは「ジョギング」で解消しています。

今までのジョギングは彼女にとってはただの長距離走でしたが、今はゆっくりでもいいから軸と反発をもらえるポジションを意識してジョギングをしています。

ジョギングという軽く見られそうな低負荷運動も技術練習にしている状態です。

そのため、このコントロールテストの前は基本的には60%~80%程度の力感で練習をするように彼女の指導者とぼくは指示していました。

 

 

迎えたコントロールテスト。

初日は30m(+10m)加速走と60mの測定を行いました。

測定日までずっと100%で走ることをしていなかったので、約1ヶ月半ぶりにスピードを出しました。

結果は、

30m加速走・・・3秒58

60m・・・7秒81

でした。

 

 

コントロールテスト当日は湿度が高く、気温が少し低かったため、決して記録が出やすいコンディションではありませんでした。風は+1.0前後だったでしょうか。

加えて、久しぶりにスパイクを履いて走るということで、長距離スパイク+1~2mm程度になった超丸形スパイクピンで走りました。

どうやったらこんなにスパイクのピンが丸くなるんだというくらい芸術的に丸かったので(笑)、正規のスパイクと比較してスピードが出にくいです。

そんな状況の中で記録したのはパラグアイ記録と実質あまり変わらないタイムでした。

すばらしいの一言です。

 

 

まだ練習を始めてから1ヶ月程度しか経過していませんが、技術練習の成果が十分に出ています。

また、前回のパラグアイ記録を出したときは絶好のコンディションだったことに加えて、その前の試合でリレーのパラグアイ記録を樹立したばかりだったので雰囲気があったし調整もしていました。

でも今回は練習の一環として調整なしにいきなり走って実質パラグアイ記録と同等レベルの記録を出すことができました。

さらに1ヶ月半、一切100%で走らず、60~80%程度の力感の走練習とジョギングしかしていません。

これが意味するのは、地味な技術練習とそこから獲得した正しい技術をコントロールできる範囲内の力感の走りによって、結果的にスピードを高めることができた、ということです。

すばらしい!

 

 

まだ改善できる点と伸ばせる点ははたくさんあります。

鍛錬期はあと4ヶ月もあります。

もうぼくがワクワクしています(笑)

怪我をしなければの話ですが、来年の11秒台は確実だと思います。

パラグアイ初の11秒台。楽しみです。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。