カウンターパートが「細かいところまで大切に指導してくれていい」みたいに言ってて、さらに「そういえばサラディノ(走幅跳のオリンピックチャンピオン)の指導者もゆっくり動いて感覚を大切にして技術を向上させてるって聞いたことがある」と言っていました。
そう、まさしくそれやってるんですよ。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年11月16日
だからまずはぼくが短距離選手に指導しているのをたまに見てもらって、そして本職の投てき種目の選手にそれをしてほしい。
残り11ヶ月切ったからなぁ。自分の指導法になにが足りないか、ぼくの指導を見て気づいてほしいなぁ。教えるよりも気づいてもらったほうが視点の幅が広がると思うから。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年11月16日
ツイートのとおりなのですが、カウンターパートは指導や選手強化において大切なことを理解しています。
でも、実際選手を強化できていないのは「理解と行動」が異なるからです。
例えば、ある動きができない選手に対して「これはこうやるんだ!」というものの、説明が具体的でなかったり、本来はもっとしっかりやらなければいけない基礎的な部分に指導が行き届いていなかったりするわけです。
例えば、数学の二次関数を勉強するときに「これはこうやるんだ!」と言っても、二次関数を勉強するのに必要なそれまでの基礎、足し算、引き算、掛け算、割り算みたいなものができなければ、いつまでたってもできるはずがないんです。
指導者が指導しても選手ができない場合は、指導方法に問題があります。
- 具体的に説明する
- ある動きを細分化して、より細かく指導する
- ゆっくり指導することでわかりやすくする
- ゆっくりの動きを求めることで一つ一つの技術の習得を確実にする
「段階を踏む」ことが大切です。
何が大切かは理解しているから、あとは実践だけなんだけどなぁ、と思いつつ、今まで自分がやってきたやり方を手放すことは難しい。
まして、今のやり方に少しでも固執しているようであれば、変化を恐れてしまう。
そんな状態だと、いつまで経っても「理解(理論)と行動(実践)」が一致しません。
指導している選手が数年記録を更新できていない事実を考えると、変化しなければいけないときです。
ぼくというボランティアがいるときをチャンスと考えて、恐れずに変化してほしいです。

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