選手の特性によって理想的な練習方法は異なる

2019/8/29の記録

 

 

ツイートに書いていることが全てなのですが、やはり指導者が選手をしっかり観察していないと無茶な練習をさせてしまいます。

確かに勉強をして知識を身につけたのかもしれません。それは理想的な練習方法かもしれません。でも誰にとって?

その理想的な練習方法は本当に目の前にいる選手に効果的なものなのか。効果的なものでも効果がなさそうなものでも、そう考えた理由は?

こういうのって選手としっかりコミュニケーションを取らなければわかりません。選手の言葉や言い回し、表情から選手の状態をある程度推測することができるからです。

また、動きを観察することも重要。例えば走り終わったあとにハムストリングスをさするような選手がいた場合、疲労が溜まっているのか、それとも痛みがあるかの判断材料になります。

 

 

ツイートに挙げた牽引走は確かに神経への強い刺激を入れてトップスピード以上の速さを体感させてスピードを向上させるのに役立ちます。でも、それはどのような状態の選手がやって効果が得られるでしょうか?

少なくとも体に違和感のある選手がやってもどこかをかばって全力疾走するわけなので、違和感のある場所以外の場所に問題を起こす可能性を高めてしまいます。また、かばうということは体のバランスを崩すということです。そのような状態で走っても本来の目的を達成することはできませんよね。

 

 

選手それぞれにプラスの面もマイナスの面もあります。だから選手によって制限があります。その中でその選手にとっての最適な練習を探すのが指導者の役割。知識の押しつけはコーチングではなく拷問です。

 

 

選手は機械ではありません。例えば機械は使いすぎるとネジが消耗して削れてしまいます。そしてそれをぼくたちは目で見て理解して取り替えることができます。でも人間の身体はそうはいきません。体の表面から筋肉内部を観察することはできない、怪我をしてから体の一部を取り替えることもできません。手術すれば治せますが、それでは元通りには戻りません。中にはその怪我が致命傷になって元のレベルまで到達できずに競技人生を終わらせてしまう選手はたくさんいます。

 

 

もっと選手を大切にしないと。

機械じゃないし指導者の道具じゃないんだから。

いろいろ書いていますが、これはパラグアイに限った話ではありません。日本でも種類は違えど無茶な練習や量をこなさせることを目的にした練習によって満足感を得ようとする指導者も一定数います。でも、その満足感は選手に本当に役立っているでしょうか?

ぼく自身も気をつけたいと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。