これが1つ実現したかった形。
あえて練習メニューには口を出さない。それは練習メニューがほぼ同じなのに劇的に速くなることができれば、速くなった要因を練習メニュー以外に求めることができるし、メニューを出すカウンターパートのやり方でも結果が出るということを実感してもらえるから。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2019年1月15日
鍛錬期の練習がうまくいっているので、女子のパラグアイトップレベルの選手が着実に成長しています。
昨シーズンはシーズン途中で足に違和感を覚えて、練習を積めない期間がありました。
技術的にも未熟的なところがあって、シーズンの後半は散々な結果でした。
一応走り幅跳びでは最後の最後に自己ベストを出しましたが、それもぼくが任地変更して首都に来たあとの話。
考え方や技術について未熟だった昨シーズンは総じて苦労した期間だったと思います。
最近の練習では80%くらいの力感で反復練習をおもにやっていますが、程よい力感の中で確実に感覚を意識して走っているので、技術的にも感覚的にも大きな改善が見られます。
以前は彼女自身が走りが悪いと言っていてもその理由を彼女自身が考えることができませんでした。
でも今はしっかり探せるようになりました。探せるようにというか、探そうとするようになりました。正解不正解関係なく。
ぼくがパラグアイで感じたこととして、
- 考えようとしない
- やる前に諦める
- できないからやらない
- 知らないからできない
というのがあります。
彼女もそんな感じでした。トップレベルの選手ですが。
それでもこれらの項目が確実に改善されてきたと同時に記録が上がってきているんでよね。
選手の意識の変化によって成長している。
でも練習メニュー自体はカウンターパートが計画したもので変わっていない。
これはパラグアイ人でもできるという可能性です。

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