ふと思ったけど、ようやく強い選手が指示待ち機械人間じゃなくて、自分の意思で動けるようになってきた。
何回も伝えてるけど、自分の競技人生を作るのは指導者じゃなくて選手自身なんですよ。
「誰々が言ったから正しい」とかじゃなくて、自分はどう思うのかを大切にしてほしい。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年11月28日
パラグアイの競技者のほとんどは自主性がありません。
日本の部活動に慣れ親しんだ日本人がパラグアイのスポーツ環境を見たらびっくりすると思います。
え、機械みたい、って。
ぼくが指導に関わっている選手たちも例外ではありません。
任地変更直後はとにかくカウンターパートの言ったことをただやるという、完全なる「作業」でした。
選手と指導者は感覚的な部分では絶対に分かり合えないからこそ、選手は自分の感覚を大切にするべきだし、指導者も選手の感覚を尊重するべきです。
それを指導者は薬の処方のようにメニューを渡すだけ、選手はもらった薬がなんなのかわからないけどとりあえず服用しましたみたいな感じでした。
それで強くなれるはずがない。
ようやくぼくが指導しているトップ選手グループは自分に何が足りないから○○をやったほうがいい、という考え方の道筋を立てられるようになってきました。
指導者は絶対的に正しいわけではありません。
だからこそ、選手自身も自分の課題を把握して、その課題に対してどんなことをしたら改善できるかを考えなければいけません。
最近はそれができるようになってきて、少しずつアスリートになってきたなと感じています。
なので、最近はウォーミングアップの部分をあまりつきっきりで見ていません。
というのもつきっきりだと選手が頼ってしまうからです。
今まで数は多くないけど、大切なことをそこそこ教えてきたし、いろいろな動画も選手に上げました。
今まで手に入れたものの中から自分で選んでできるようにするためです。
この効果はまだはっきりとは見えていないけど、ときどき「あ!これやってみよう!」ということが少し増えている気がします。
あとは、インスタグラムやYouTubeの動画を参考にトレーニングをすることもたまにあります。
こういう自主性。
自分で試してみて、自分の競技に有効かどうかを考えてトレーニングをする。
これを育んでいきたいです。

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