青年海外協力隊は「語学力」以上に「心」から向き合うことが大切で、その熱量みたいなものが相手に伝わるのだと思う。

赴任してから1ヶ月間は任地外移動が禁止されているパラグアイの青年海外協力隊ですが、1ヶ月も過ぎて休暇が取れたので首都アスンシオンに同期隊員に会いに行ってきました。

約1ヶ月半ぶりの再会。

1ヶ月半それぞれの任地でどんな活動をして、どういう苦労があって、どんなことが楽しくて、発見があったとか、いろいろな話をしました。

その話の中で、特に印象に残った話があったのでシェアします。

 

 

言語って人間関係を築く上で本当に大切なことなのでしょうか?

いつの間にか「言語ができないこと」を理由に活動がうまくいかないと思っていないでしょうか?

 

 

 

確かに語学力があるに越したことはありません。

より深い活動にしていくためには語学力は必要だと思いますし、友達と面白い話をするとなったら語彙力がたくさんあったほうがそうできると思います。

人間関係を作っていくのも同じで、語学力があったほうが相手を理解しやすいし自分の主張もうまく伝えることができます。

何をするにも深みを出すことができるのが語学ができる強みだと思います。

 

 

ですが、語学力ってあくまでも

○○をするための手段の一つ

だと思うんですね。

直接的に深みを出す要因ではありません。

 

 

同期隊員がこんな話をしました。

「自分より語学力のない人がいたけど、その人の方が人間関係を作るのがうまかった」

あぁ、言葉以上に大切なものがあるんだな、と思いました。

言葉が大してできなかったその人は一体何を持ち合わせていて人間関係をうまく築くことができたのか?

それを考えることが自分が考える協力隊活動をしていく上でのヒントになると考えています。

 

言葉なんてできなくていい。人とつながる方法なんていくらでもあるし、言葉がなくてもいい人間関係は築ける。

 

ぼくが1ヶ月活動をして、やっぱり言語の壁にぶち当たりました。

パラグアイに来てから1ヶ月間の現地適応訓練というものが一応ありましたが、やっぱりそんなことで劇的な向上が見られるはずもありません。

任地に行く前は語学学校の先生も、周りにいる人たちも、ぼくたちのために比較的ゆっくりでわかりやすいスペイン語を話してくれました。

だけど任地に到着してからは現地の人のコミュニティ、そしてスピードの中で生活せざるを得ない。

その中でやっぱり正確に聞き取れない。雰囲気ではなんとなく言っていることがわかるけど、雰囲気だけで話を理解した気になっている自分がなんか嫌で。

 

 

今言語ができなくても何とかなっているこの現状にいつの間にか満足しているんじゃないか、という自分の甘えとでもいいますか。。だから正直スペイン語力が向上しているとは思えません。

ぼくの言語の壁って、「言語ができないこと」ではなく、「現状でも何とかなって、満足して、なんかもどかしくて停滞している状況」なのかなと思います。

 

 

そんなことを1ヶ月活動する中で感じていました。

同期隊員にはまた違った悩みとか苦労とかありましたけど、ぼくがきついなと感じたのは「言語の壁」。

  • 語学力が1ヶ月で全然伸びている感じがしないし、これから本当に大丈夫だろうか?
  • 語学がもっとできたらもっと活動できるはずなのに。。

そんなことばかりが頭の中にあって。

 

 

だけど、同期隊員の話を聞いて、ぼくはただ「言語ができない」ことを理由に逃げているだけなんじゃないかなと思いました。

  • 語学力が1ヶ月で全然伸びている感じがしないし、これから本当に大丈夫だろうか?
  • 語学がもっとできたらもっと活動できるはずなのに。。

って思ってたことも、結局は今ないことや未来に目がいっていて、今にフォーカス出来ていません。

ぼくたちが今生きているのは紛れもなく「今」なわけで、だったら何もない状況でも「今」にフォーカスするしかないんです。

「言語ができない」という赴任当初は誰もがぶち当たる壁を理由にして、今できることを最大限に出来ていなかった。あぁ、自分は何やってたんだろう、って思いましたよね。。

 

 

もちろん普通に考えたら活動自体も普通に順調だと思うし、人付き合いもぼくなりに上手く出来ていると思います。

ただ、上手くできているそれだけの問題ではなくて、現地の人と付き合っていく上での気持ちといいますか、姿勢といいますか。

「言語ができたら・・」というもやもやした気持ちを引っさげてコミュニケーションを取っても本当の楽しさって引き出されない。ぼくはきっとそれを引き出せていないんです。

言語、言語、って言って本当に大切にすべきものを大切にできていなかった気がします。

 

 

自分の楽しみの総量みたいなものが相手にそのまま伝わる。

相手は自分の鏡のようなもの。

だから言葉ができないことに悩んでいたら、きっとそれも伝わる。本当に人といい関係を築きたい、活動を上手く進めたいと思ったら、臭いかもしれませんが「心」が大切なんだと思います。

今自分にないものを理由にして「心」から向き合えていない。

人には言葉では通じ合えない何かがあって、だけどそれは「心」から向き合えばきっとより深く通じ合うことができる。

 

 

語学はできなかったけどいい人間関係を築けたその人は、きっと言語力では得られない深い友情とか、そういうものを言語ではない「心」で得たのだと思いました。

この早い段階で気づくことができてよかったです。

言葉は確かに大切だけど、言葉ができないからこそ大切にできることが、特に青年海外協力隊に派遣された当初は求められるのだと思います。

活動を進める手段はたくさんあって言語もその1つでしかなくて、だけどそのありとあらゆる手段がある中で全員が大切にすべきものは「心」です。

 

 

心で通じ合える世界共通の何かがある。

だから、人と向き合う時に本当に大切なのは「言葉」じゃなくて「心」なのだと思いました。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。