途上国の恵まれない環境を言い訳にしないパラグアイ人コーチの希望

 

 

ものがない。場所が悪い。金がない。

だからできない。

 

 

そんなことを任地に来てから何度も聞いてきました。

別にそれ自体は悪いことではないと思っています。むしろそう考えるのが普通なのかもしれません。

ただ、ものがなくても金がなくても場所が悪くても、そんな環境でも自分たちが叶えたい形に近づくことはできると思っているんです。

だから任地で活動しているときは常にそのことを考えていて、でもその”めぐまれない環境”を言い訳にしてすぐにあきらめてしまう姿がとても心苦しくて。

パラグアイの陸上競技選手全員が上を目指す必要もないと思っているから、別に競技チックなやり方じゃなくてもいいけども。

だけど、自分たちが求めているものを環境のせいにしてあきらめてしまっている現状にずっともやもやしていました。

このパラグアイという国には陸上競技の文化を発展させたいと思っている人が本当にいるのだろうか、と。

 

 

そうもやもやしているときに、たまたま首都で活動しているパラグアイ人のコーチから聞いた話にとても感銘を受けました。

 

 

ものがない、場所がめぐまれていない、そんなの関係なく成長できる

 

 

ものすごく嬉しかったんです。

環境を言い訳にしてしまってあきらめてしまう環境の中でぼくは活動していたから、こんな前向きなことばをパラグアイのコーチから聞くと思っていなかったからです。

くつがボロくても、服がカッコ悪くても、練習場所に牛のフンが落ちていても。

どんな環境であっても、絶対に強くなれる。

間違いない。

 

 

確かに環境にめぐまれていなければ練習道具もなくて思うように練習できないかもしれません。

場所だってそう。タータンで走ったほうが記録は伸びるかも知れない。

でも、ないものねだりになって「あぁ、自分たちの環境はダメだからできない」とあきらめたらもうそこまでなんです。

もちろん陸上競技が盛んな国ではないから工夫しろと言っても難しいと思います。

でも、難しかったとしても、別に最初から完璧をもとめないで、もっとチャレンジしてほしいんです。

それがぼくの願い。

勝手な願いかもしれないけど、この国の陸上競技を動かすのはものでもボランティアでもなく、彼ら自身なのだから。

 

 

パラグアイは弱いです。まだまだ弱い。

それでも、そうやって自分の国の陸上競技を本気で発展させようと奔走している人がいる。

この事実があるだけで、この国は絶対に成長することができると思います。

その国の陸上競技文化を発展させようとして一生懸命になっている人に、ぼくは協力したい。

一生懸命じゃない人には協力しないというわけではなく、その熱い想いを大切にしたいんです。

 

 

このハングリー精神といいますか、この想いを実らせたい。

そして、その想いが形になったときの今よりも盛り上がったパラグアイの陸上競技を一緒に見たい。

だから、ぼくはそのコーチを信じたいし応援したいと思いました。

 

 

ぼくができることは限られているかもしれないけど、その熱い想いを共有していきます。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。