もし2年前の自分に協力隊活動のアドバイスをするなら

2019/9/11の記録

 

 

最初は適当にやっとけ。人に期待せず一生懸命になるな

これが2年前の自分への協力隊活動に関するアドバイスです。

 

適当を勘違いしてはいけません。適当は手を抜くことではなく適切に行うこと。

だから本来必要のないことにまであれこれ力を入れるのではなくて適切に効率よく活動を進めたほうがボランティアの心身の健康にもいいよ、といことです。

 

 

確かにボランティアとして任国に行けば新しい環境やこれからの活動に対してワクワクしてしまいます。これは普通のことですが、そこで本来の目的を忘れてしまってはいけません。

人それぞれかもしれませんが、活動の目的は「活動すること」ではなく「活動によって変化をもたらすこと」です。活動は目的を達成するための手段でしかありません。

ということは目的を達成するなら手段はなんだっていいわけです。真面目にやろうがどんだけ時間を使おうが、手を抜こうが、1週間に1回しか活動しなかろうが、本来の目的を達成する手段が適切ならなんだっていいのです。

だから最初は適当にやればいいんじゃないかなと思うのです。

 

 

ぼく個人の経験ですが、最初からがんばろうとすると空回りします。ぼくは空回りしました。

なんとかよくしたい、その一心でできるだけカウンターパートからのお願いを聞いてきたし、時間があるときはひとりの選手のためだけに炎天下の中の移動往復1時間+練習時間を費やしてきました。

でも別にだれも褒めてくれませんよ、こんなやり方しても。

逆にこういうやり方をしていたら、これがぼくの当たり前だと勘違いされてお願いされることが多くなってきました。そうなると断れなくなってしまうんですよね。

そしてまたいろいろやります。そうすると心身がダメになっていくんです。

それで最終的にぼくの心身がダメになって首都に任地変更になりました。

 

 

ぼくがダメだったのは

  • 最初からなんでもがんばろうとしたこと

だったのだと思います。

もちろんニーズにあった活動はしていたと思います。でもそのニーズを満たすためのやり方はほかにもあったのではないかと思うのです。それが「適当にやる」だと今なら思います。

 

 

皮肉なことに、いろいろやって信頼されればされるほど現地の人から任されるものの、そうしていると今度は相手が任せることに慣れて丸投げしてくるようになるんですよね。

協力隊の目的は「自助努力の促進」ですが、一生懸命頑張ると逆の方向に進んでしまう可能性があるのです。

だから一生懸命頑張ることが全てではないんです。

ときには一生懸命頑張ることが自身の活動やプロジェクトを進めるために必要になると思いますが、でもそれは「たまに」ですよ。

現地の人だからとかそういうことではなく、日本人だって本当に大切なときにしか一生懸命にならないじゃないですか。特に仕事。もはや習慣になっていることを改めて一生懸命努力することなんて誰もしないんです。

だからこそ、そういう習慣に自分が入った時に自分だけ一生懸命になるとどうしても差異を感じてしまうのです。そして「なんでこうなの?」となってしまう。

 

 

要はバランスの問題です。

先ほど習慣と書きましたが、習慣になっていることに関してはぼくたちは一生懸命になりません。その代わり大切な時に一生懸命になります。そうやって自然に心身のバランスを保っているのです。

 

 

そしてなにより、行動量は変化量に比例するかもしれませんが、行動して感じる「努力感」は結果に比例しません。この事実は大切です。

一生懸命やっているのに結果が出ない、プロジェクトがまるで進まない、どうしてだ?と思っている人は、もしかしたらそもそも一生懸命やる必要がないのかもしれません。一生懸命でも一生懸命でなくても変わらないからです。なら、適当にやってもその仕事は大丈夫ということですよね?

熱量は大切。でもその手段までもが熱を持ち続けていたらいつか蒸発します。

 

 

学生時代にスポーツやってきた人だと理解しやすいと思いますが、すべての練習を一生懸命にはやらないですよね?でも本当に大切な時に頑張ります。なぜなら全て一生懸命にやったら怪我をするからです。だから努力感がなくても効果があるように工夫して練習します。

これって活動と同じじゃないですか?

活動も全部一生懸命になっていると怪我をしますよ、という話です。

 

 

適当という言葉に悪いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、適当に対するイメージを変えると適当がいかに大切か理解できると思います。

  • 適当は一生懸命になる瞬間のための余白エネルギー
  • ぼくたちは適当と一生懸命で心身のバランスを取っている

これ、本当に大切だと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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ABOUTこの記事をかいた人

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。