パラグアイに来てから約50日が経過し、サンタロサに赴任してから約20日。
スペイン語まみれの生活をしていますが、やっぱり現地の人のナチュラルスピードが早すぎて苦労しています。
派遣前訓練で語学クラスの先生が喋っていたスピードならもう聞き取れると思います。だけどやっぱり本場は違う。。。(笑)
大変。その一言に尽きます。
活動していく上でコミュニケーションをとることはとても大切。
そうでないと活動は上手く進められないから。
とは言っても最初はなかなか自分が伝えたいことを上手く話すことができません。
だからといって話さないわけにもいかない。限られたボキャブラリーで伝えたいことを伝えるってかなり頭を使います。
疲れちゃうんですよね。やっぱり思い通りに話すことができないと。
ぼくもまさに今そんな感じなんですけど、少しでも現地の人と仲良くなるために大切にしていることがあります。
です。
うまく話せないなら別の方法でうまくコミュニケーションをとればいいし、話すことだけがコミュニケーションじゃない。そう思っています。
赴任して間もない青年海外協力隊がもっとも大切にしなければならないことは「笑顔」だと思います。
言葉が分からないからといって固い顔で黙っていたら印象が悪い。分からないときこそ「あ~分かんないや。ハハハ~(笑)」ってしてればいい。笑顔は相手に悪い印象は絶対に与えません。— 大村康太@パラグアイ協力隊 (@KotaOhmura) November 16, 2017
そして笑顔は人を引き寄せる力があります。笑顔は幸せを運びます。ムッとしてれば人は離れていきます。
青年海外協力隊は2年間任地で過ごしていくなかで多くの新しい素敵な人間関係ができていくでしょう。「笑顔」は人間関係を構築していく上で最も簡単な方法で最も効果があると思います。— 大村康太@パラグアイ協力隊 (@KotaOhmura) November 16, 2017
笑顔で話をしているとき、あなたは不快な気持ちになりますか?
ならないですよね(笑)
言葉がわからないとどうしても黙ってしまうし、黙ることで会話のテンポが遅くなってしまいます。
黙ってしまってしかも無表情、あるいは考え込んでいる顔をしてしまったら相手から見たら「面白くないのかな」って捉えられても不思議ではありません。
それでいて会話のテンポが遅くなったら日本人よりもおしゃべりな南米の人はつまらないと感じてしまうかもしれません。
会話は双方のやり取り。
例えうまく話せなかったとしても「話す」ことがコミュニケーション方法の全てではないし、話すこと以外にも相手に気持ちを伝える方法ってたくさんあります。
その最も簡単な方法が「笑顔」だと思うのです。

いつも笑ってる。笑っていたら子供がいつも寄ってくるようになった。
ぼく自身、感情を表に出すのがすごく苦手だったし、言いたいことがあっても別にわざわざ言わなくてもいいかなって思って生きてきました。
だからパラグアイに来るまでは基本的に人と好んで絡むタイプではなかったし静かな方だったし、どうも人付き合いが苦手だったんですね。
だけどパラグアイの文化に触れているうちに、「伝えたいことは伝えなければ伝わらない」と感じ始めたんです。
日本では「伝えたいことは感じ取ってよ!」みたいな暗黙の了解とでもいいますか、空気を読む文化がありますが、海外では必ずしもそうじゃない。
ましてや日本と海外は文化的にも違うから、自分が思っていることは相手に伝えないと伝わらないと思うんです。
見たもの、感じたものをストレートに伝える海外の人の言葉は、時にはぼくたちにとってきつく聞こえる時もあるかもしれません。
それでも伝えてくれたという気持ちとか、その言葉の意味とか考えると、やっぱり「相手に伝える」ということはものすごく大切だと思います。
話を戻して。
ぼくたちは喋らずとも「笑顔」で相手に気持ちを表すことができます。
笑顔でいれば、
- 相手に敵意がない
- あなたといることが楽しい
- もっと話したい、もっといたい
というようなことを示すことができるんじゃないかなと思います。

イタグアにいた時の写真だけど、当時もうまく話せなかったからとりあえず笑っていた。
素敵な笑顔をしている自分のことを見て不機嫌になる人っていないですよね。
ぼくもやっぱりいつも笑っていたり楽しんでいたりしている人の方が好きです。
そういう人ってやっぱり素敵です。
こういう想いって別にぼくだけじゃないと思います。やっぱり素敵に見えると思うんです。
それは現地人でも考えるんじゃないかなぁ、と思います。
大学生の時、明るくて元気でいつも笑っている人の周りにはいつもたくさんの人がいました。
当時のぼくは、とくに女性に対しては人見知り感が半端なくてすごく他人行儀だったから、どうしても仲良くなりきることができませんでした。
その人の周りにいる人はみんな笑顔になっていたし、やっぱり楽しそうだった。
THE・仲間!!という感じですよ(笑)
やっぱり羨ましかったですよね。そういうふうに笑顔で周りの人を巻き込める人って。素敵だなって思いました。
そんな経験を今思い出して、「笑顔には人を引き寄せる力がある」と改めて感じています。
何度も言いますが、ぼくはまだスペイン語はぺーぺーです。
そんな状況でもぼくができることは「笑顔で人と接すること」。
週に1回、小学校で体育の授業をしているのですが、その時に一番大切にしているのは「笑顔」でいることです。

いつもくっついてくる仲良し2人組。彼女たちもまたいつも笑っている。
とにかく笑う。
何を言っているかわからない時も笑って聞き返す。
運動するときも、
おしゃべりするときも、
自分の笑顔で相手も笑顔になると思ってるから。
互いに笑って楽しいって思えたらいい人間関係を築けると思っているから。
分からないから黙る。
なら分かるところで笑えばいい。
いつも笑顔でいればきっといい活動が出来ると思っています。

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