選手が主体的に指導者に相談をするという小さな変化に気づけるかどうか

2019/4/3の記録

 

 

ぼくは体調の関係で休みたい時に活動を休ませてもらっています。以前の任地ではなかなか休むことができず、また疲労が溜まる中でストレスも溜まってしまい体調を崩してしまった経験があります。長期的に活動をするためにも今は自身の体調を最優先で活動を進めています。

 

 

さて、部屋で休んでいると選手からメニューについての相談メッセージが届きました。ウエイトトレーニングの相談だったのですが、今週末に試合がある関係でこのメニューを全てやると疲労が試合までに抜けなさそう、だから必要ないところは削りたいということでした。

実際、これくらいだったらやってもいいかなと思いますが、なにより選手が自分で考えた結果としてこれらのメニューは今は必要がないと導き出したことに価値があります。主体的に考え、最善の結果を得るためにはどうしたらいいか。これは自身の体調やパフォーマンスの調子などを考慮しないと考えることができません。練習メニューをそれらの要因からも考えたというところがとても成長したと感じています。

 

 

 

メニューの変更をカウンターパートと相談して決めてほしいというのがぼくの本音ですが、まずはぼくでもいいから相談するという習慣をつけることが大切なのかなと思います。正直微妙なところではありますが、1つの変化としてこれでうまくプラスの方向に進むことができたら選手もカウンターパートともっと相談できるようになるのかなと思います。

カウンターパートもカウンターパートで去年まで選手の意見をほとんど聞かなかった経緯があるので、選手がカウンターパートに相談するということにまだ抵抗があります。この抵抗感が少しずつなくなってきたらもっと効果的な練習ができると思います。

 

 

 

この状況は日本でも同じだと思いますが、選手が指導者に何を言っても聞いてもらえないと感じてしまうと「何を言っても無駄だ」と思うようになってしまいます。このような状態で本当に記録を向上させることは絶対にできません。戦うメンタルではないからです。

アスリートの中にはメンタルに問題を持っていることがありますが、その一原因として挙げられるのは選手と指導者のコミュニケーション不足だと思います。コミュニケーションがなければ信頼関係が生まれません。人は信じるものがあればより力を発揮できますが、他人に対してマイナスの感情を抱いている状態ではどうしても練習に100%の集中を注ぐことはできません。意外とメンタル問題は身近なことで解決できると思うんですけどね。

 

 

雑な言い方かもしれませんが、今のパラグアイに必要なのは完璧な練習メニューではなくて、コミュニケーションをとるとか目的を定めるとかちょっと考えるとかそういう基本的なところです。基本ができていないのに応用ばかりやろうとしても理想には程遠いところで成長や結果はストップするでしょう。

パラグアイ国内であれば別に今までどおりの方法をとってもいいかもしれません。でも少しでも南米や北中米、世界で戦うことを意識したいなら今の状況を少しでもいい方向に変化させていこうという気持ちが大切。

これから徐々に変えていく、確かにそれでもいいのですが、変化を起こせるチャンスってやっぱり度々訪れるものではないんですよね。舞い込んできたチャンスを確実に手に入れて変化していく、これがパラグアイ陸上競技には必要だと感じます。徐々に変えていくというのは現実的な目標設定として叶えやすい一方で何もやらなければ当然何も変わりませんから。

今回の事例で言うと、選手がメニューについて相談するという本当に小さなできごとですが、今までなかったことなのでこれをチャンスと捉えて新しい練習環境を整えるというのもひとつの手段としてはアリだと思います。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。