女子のパラグアイ記録保持者が「やる気あるから2部練習したい!」って言ってきたんだけど、今は保留中。なぜなら下手な2部練習は練習の質が下がるし怪我のリスクが確実に上がるから。
そのやる気を1回の限られた練習の中で集中力に変えてほしいんだな、ぼくは。パラグアイ陸上は量→質の転換が必要。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2019年1月16日
ぼくはパラグアイ陸上競技には「2部練習」は必要ないと思っています。
理由は単純で、パラグアイの陸上競技は選手の成長が止まると次に取る手段は「量を増やす」だからです。
質の改善ではなく量を増やすという選択をした場合、ただの反復になって疲労がたまってしまうだけなんですよね。
そういう習慣がパラグアイの陸上競技の弱さの原因の1つだと考えています。
パラグアイ記録保持者においてもそう。
「やる気があるから2部練習したい」というやる気は買ってあげてもいいかなと思いましたが、そもそもやる気次第で練習をしたいしたくないだとダメなんです。
強くなりたかったら「どんな状況でもやらなければならないことを確実にやる」というほかの要因に左右されないメンタルの方が重要なんです。
量に逃げると満足感は得られるかもしれませんが、それは競技的思考ではありません。
競技は少しでもよくなろうとすることであって満足感を得るためのものではないから。
2部練習にすると必然的に量が増えてしまうから集中力を保つことができません。
人間が本来発揮できる集中力というのは数秒と言われていますが、もはやそういうこと関係なく、いかに最大効率を生み出せるかというのが陸上競技だけでなく全てのスポーツに言えることです。
陸上競技選手はボディビルダーではありません。
目的が違います。
やればやった分成長するというわけでなないからこそ、自分の日常生活も考えて心身ともにバランスのいい競技生活を目指すことが大切だと思います。

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