ぼく自身は協力隊の初期段階は思うようにいかなくて辛かった時間が長かったけど、だんだん慣れてきて楽しくなった。でも慣れてきて楽しくなってきた時に一生懸命を忘れそうになるんじゃないかと思ってる。
ぼくがここにいる意味は馴れ合いじゃない。結果を求められてるなら結果を出す。それがぼく。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年11月25日
青年海外協力隊の活動も折り返し地点を過ぎました。
任地変更もありましたが、任地変更後も人に恵まれて楽しく活動することができています。
これからは終わりに向かって活動を進めていきます。
1年以上が経過して国にも活動にも慣れてきた今だからこそ、一生懸命にやるということを忘れずに活動していきたいです。
確かに任地変更前はまだパラグアイに来たばかりで「あれをやってやる」なんていうちょっとした希望というか、強い気持ちがありました。
そういう気持ちがあって一生懸命に活動をしようとしていました。
そしてそれゆえに苦しかった時期でもありました。
時間が経つにつれて、こうすればうまくいくという手の抜き方も学びました。
手を抜くというか効率的にやる手段といいますか、そういうものに慣れてきている今、初期の頃のような一生懸命さが今こそ大切なのかなと感じています。
慣れてきて活動もある程度楽しい、仲のいい人もできた、その心地よさに溺れたくないんですね。
任地変更をした時にぼくが今のカウンターパートと話をしたことの一つに「パラグアイ記録の更新」があります。
日本人からしたらレベルが低いと思われる記録であっても、パラグアイの選手本人たちにとっては国の記録更新はそう簡単ではありません。
ボランティアという立場だからそんな大きなことなんてしなくてもいい、成果なんて出さなくてもいいという意見もあると思います。
実際、青年海外協力隊には成果なんて求められていないと思います。
求めれらていることは別にあるはずです。
でも、これはぼくが今のカウンターパートと「約束」をしたことです。
一生懸命なカウンターパート、記録更新のために一生懸命な選手たちを前に、ぼくは惰性で活動を進めることはとてもできません。
活動が安定してきたからこそ、まぁこんな感じでいいや、ではなくて、ぼくは彼らの期待に応えたいし約束も果たしたいと思っています。
ぼくは残念ながらスペイン語をうまく話す事もできなければ、キャラクターが別におもしろいわけではありません。
なので、ぼくができることって日本人のいい印象を残すとかそういう異文化交流的なことではなく、プロフェッショナルとして彼らの期待に確実に応えることだと感じています。
だからこそ、今、ぼくは協力隊活動初期の無力に終わった一生懸命さを、残りの活動期間で使っていこうと思っています。
それが青年海外協力隊ではなく「ぼく」ができることです。

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