https://twitter.com/KotaOhmura/status/973631018824544261
つぶやきの通りです(笑)
試合の1週間前になっていきなり「17日に試合がある!」とカウンターパートに声高らかに宣言されました。
試合があると聞いた選手はやる気満々。
なだけ。
結局は練習に来る選手もいつも通りのメンバーだし試合前でも練習に来ない人は来ない。

だいたい来る人は固定。そういう選手は競技レベルがやはり高い。
もしかしたら仕事の都合で来れない選手もいるかもしれない。
ただぼくは毎日、
- 8:30-10:00
- 17:30-19:00
の2回、選手たちのために時間を取って練習を見ています。
なぜ午前午後の2回かというと、パラグアイの学校は午前の部と午後の部があるから。
つまり、午前中に学校がなくてかつ仕事がない人は午前中の練習に来れるわけです。
だからwhatsup(南米版LINE)で毎日練習あるから来いと言っています。
だけどそれでも来ない。
まぁ、このパラグアイの陸上競技文化にはもう慣れたのですが、正直言って
これだからパラグアイの陸上競技は強くならない
と思っています。

彼女は10歳。試合に出れる年齢ではありません。それでも彼女は練習に来てくれます。
練習の時に朝に練習あるから来てねと言うと、決まって「行く」と言います。
それでも来ない。
だけど試合は出たい。
ここの選手たちは努力することを知らない。
できないことをできるようにするために練習をする必要がある。
速く走りたいなら、特にまだ陸上競技に詳しくない子供たちは練習したほうがいいんです。
それでもいつも練習をしているとできないことはいつも諦めてやらない。
「あーできない、hahaha」
で終わる。
多分ですけど、こんな感じでやっていたら日本の私立大学だったら速攻で退部させられます(笑)

例えばこういった足を回旋させる基本的なドリルでさえも「できない」と言って諦める。
通常、日本の部活動では
- 目標とする大会の設定
- 大会までの具体的な計画
- 年間スケジュールの情報共有
- 報告・連絡・相談
こんなことが学校レベルでできています。
改めて考えると、日本の先生方は自分の時間を削ってまで部活動を見て、組織のシステムを構築して実行している。
素晴らしいと思います。
対して、パラグアイのぼくの任地では
- 年間スケジュールを共有できていない
- そのため、目標とする大会を選手が把握していない
- だから具体的な計画を立てることができず行き当たりばったりになる
- それで適当でもよくなって報告・連絡・相談は皆無
こんな感じ。
これ、日本でやったら、もうただただおぞましい(笑)

練習はする。だけど試合の日程を把握しきれていないから目標を定めることもできない。
練習はしないけど試合には出たい。
練習しに来ると言ってもなぜかいつも嘘をつく。
来れないのは仕方がないんだ。ぼくはただなぜ来なかったかの事実が知りたいだけ。
長ったらしい言い訳は聞き飽きているわけです。
あ、言い忘れていましたが、パラグアイ人の言い訳はめちゃくちゃ長いです。理解できてなくても必死に長ーく話しているときは大概言い訳。
おまけに試合の日程が分かっているのにも関わらず、当日バスがあるか分からないとのこと。
ぼくは「??」と思うのです。
だって毎日長距離バスは走っていますからね。
なんだったら1時間おきくらいに首都へのバスは走っているので確実に行ける。
バスがないんじゃなくてもしかしたらお金の問題なのかなと思いつつ、謎が多くて試合前なのにイライラしています(笑)
つまり、試合当日になるまで試合に行けるかどうかがわからないという状況。
日本ではありえない。
この行き当たりばったりの「計画性のなさ」、
なんとかならないんですかね?
頑張ってきてる選手が報われるようなクラブ運営になってほしいです。

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