【パラグアイ100m記録保持者、腕立て伏せ連続30回達成🎉】
と言っても弱い。すごく弱い。
ウエイトばっかりだから身体をコントロールする能力を鍛える、そんな目的です。基礎の基礎の基礎から徹底的に課題を達成して、その積み重ねで圧倒的な自信をつけていく、その過程を大切にしていきます。 pic.twitter.com/p96CX8RCbf— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年12月4日
パラグアイ記録保持者の今の最高記録です。
腕立て30回。
もう、筋肉はムキムキだけど、それはとても弱い。
ウエイトばかりやっていたらウエイトは強くなると思うけど、本当の目的は足が速くなること。
だから、ウエイトはやってもいいけど、同時に体をコントロールする能力をつけるためのトレーニングも必要です。
たった30回です。
でも、以前やったときは29回が最高でした。
本当はすごく弱いです。
でも弱いからこそ、こういう小さな取り組みによって得られる成長は大きい。
その成長を感じ取ることが彼にとってとても大切なことです。
パラグアイ記録保持者もそうでない選手も、基本ができていないのにいきなりウエイトトレーニングをするんですよね、パラグアイの選手は。
だから筋肉がムキムキな選手はたくさんいるけど、ちょっと基本的な動作をしてと言っても何もできないのがこの国の選手の現状です。
多くの指導者がいる中で、ウエイトトレーニングのメニューはほとんど同じものをやっています。
これはとても奇妙だと思ったのですが、パラグアイの選手も指導者もクリーンをやりません。
その代わりスナッチをやります。
それ自体は悪くないのですが、なんとなく「ほかの人たちがやってるからとりあえずやっておこう」みたいな雰囲気を感じてしまいます。
選手それぞれタイプも違えば、指導者の育成方針も違うのに、どのグループを見ても同じトレーニングをしているのがちょっと不思議。
この話は置いておいて、パラグアイ記録保持者でさえ30回しかできない自重トレーニング。
弱いということは彼の可能性です。
自重トレーニングはウエイトトレーニングよりも準備をする必要がない分、気軽に取り組むことができます。
そして疲労感も少ないし、トレーニングに割く時間を減らすこともできます。
せめてぼくが指導している選手だけでも、自重トレーニングの重要性を理解してくれたらいいなと思っています。
自重トレーニングをすれば強くなるということではありません。
あくまでも総合的なトレーニングの結果として記録は伸びていくものなので、今まで自分にとって足りなかったものを鍛え直していく感覚で積極的に取り組んでほしいと思います。

コメントを残す