選手に対するぼくが与えている影響力がすごいことになっている。
指導の面では信頼がカウンターパートを完全に超えてしまった。
彼の指導力をなんとかして上げてあげたい。今指導者をやっている指導者が今のパラグアイ陸上を作っていくから。
指導のイマイチさ以外は本当にいい人だからこそ。
— 大村康太@パラグアイ🇵🇾 (@KotaOhmura) 2018年12月1日
選手からの信頼がすごいことになっていると感じています。
もちろん、ぼくが指導に関しては妥協なくやっているので、とにかく説明は細かくしています。
練習メニューに対しては「これはダメだからこれをやったほうがいい」というのは一切言っていませんが、その代わりに「今のメニューの中でいかに考えるか」にフォーカスしてアプローチしています。
それは、例えばぼくが活動を終えて帰国した後に練習に対する基本的な考え方が身についていなかったら、どんなメニューをこなそうが成長はできないからです。
練習メニュー云々はぼくから言わせてもらえば「発展した内容」です。
基礎の基礎は「ものの考え方」です。
だから、今ある状況の中でいかに質を高めていくか、を重要視しています。
選手たちは「練習に対する考え方」を確実に吸収してくれています。
そして彼らはぼくが帰国したあとのことは自分たちでやらなければならないことも理解しています。
だから、メニュー以上に一生懸命考え方を学ぼうとしています。
でも、今までカウンターパートは練習メニューは教えても「考え方」までアプローチすることができていませんでした。
だから結果として、「考え方」を教えてくれるボランティアへの信頼が高まりました。
選手と話をすると、ときどき「カウンターパートは全然考え方を教えてくれない」と少しだけ文句じみたことを言うのですが、それもきっとボランティアにだからこそ話せることなのでしょう。
それを直接カウンターパートに言うのは難しいですからね、選手の立場からすれば。
だから選手はよりぼくの話を聞こうとするし、どうしてもぼくとカウンターパートを比較してしまいます。
本当は選手たちには彼らの本当の指導者であるカウンターパートを信頼してほしいです。
でも、最近の状況からわかったことは、
選手にたいして、競技の面で本当に一生懸命接することができれば、選手は指導者に応えることができる。
ということです。
正直、今の状況はボランティアと選手との関係性においてはいいものだと思いますが、トータルとしては改善すべき点だと思っています。
だからこそ、最近の状況からわかったことを、今度はカウンターパートと選手の関係性に対して生かすことができればと思っています。

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