ぼくが任地に赴任したときはサッカーと同じグラウンドで練習していました。
ただ、サッカーと場所を共有しているとやはり不便なところがあったので、
赴任2ヶ月後に新しい練習場に変えたんです。
ちなみに不便というか、問題だったのは以下の記事↓
当然日本のようなグラウンドもありません。
荒地からのスタート。
- 草はボーボー。
- でこぼこはもはや直せない。
- だけどまぁまぁ広い。
ということで、練習ができるようにまずは整備をしました。
そこで衝撃的な文化を目の当たりに!!!

まずは練習場の脇にある枝類をさらに脇に寄せる。茶色っぽく見えるやつ。

結局寄せるだけなので、部屋の片付けに例えれば、というか例えなくても寄せただけ。。
新しいグラウンドを整備するために、まずは走路を整えなければならない。
走ったときに木の枝が危ないということで、まずは走路になるところに散らばっている木の枝を片付けました。
というか、
寄せました。
片付けではないですよね。日本の感覚的には。
片付け終わっても見た目は大して変わらないし。
パラグアイの人って、なんかですね・・・
超どうでもいいことをやたら気にするんですよ。
そんなところ気にしてどうするのってことばっかり。
時間が超もったいないのです。

このさすまたのような大きな枝を使って切り終わった枝などを運ぶ。
雑木林のようになっている場所をパパが一生懸命切り開いていく。
その切られたやつなんて、別に手を使って持つとか抱えるようにすればたくさん運べるし時間もかからないし。
というか、ぼくはそうやって運ぶものだと思っていたんです。
だけど、、
さすまた(木の棒)を使え!
と。

かなり見にくいけど、さすまたのY字部分に挟める、あるいはのせて運ぶ。全然運べない。。
いやぁ。
この変なこだわりは何なんだろうって。
別に急いでする作業じゃないし、もう終わらなくていいやって思っていたので、素直にさすまた使いましたよね。
超非効率極まりなかったのですが。。

にーにょが火の管理をする。火が消えそうになると一生懸命枝や草を運んでいた。
いらないものは燃やす。
それがパラグアイの文化。
運動場の近くにはごみ収集車が通らないので燃やすしかないのですが、ぼくの任地の各家庭には月水金でごみ収集車がやってきます。
ただ、もっと田舎になるとその地域自体にゴミ収集車が来ないから、ゴミは燃やすのが文化になっている場所もあります。
ちなみに火は絶やさずに燃やし続けることができました。

超綺麗な夕焼けの後に。。
綺麗な夕焼けが真っ暗になるまでひたすら燃やし続けました。
ただ火消しが超雑なんです。
帰るぞって言われたとき、まだまだ燃えていて。
草の上で燃やしていますからね、普通は風が強く吹いて火が移るか心配するじゃないですか。
心配無用。
いや、全然心配するからね。

最終的にはこんな状態を放置して家に帰った。下手したら森林火災になるレベル。
ありえない。
この状態で家に帰った。
帰るぞって。
パラグアイの人、というかサンタロサの人だけかもしれないけど、
後先考えません。
これでいつもイライラします。
そして大概要領が悪くていつもうまくいかないから時間まで振り回される。
うーん。
しまいには帰るときにそこらへんの道でビール瓶を捨てる。
ポイ捨て。
ぼくのパパがポイ捨てです。
子どもたちにはゴミをそこらへんに捨てるなというのに、当の本人がポイ捨て。
唖然としました。
残念で。
びっくりです。
作業自体はたいしたことないのですが、考えられないくらい非効率で、これで私は仕事をやっていますと言うものだから、なんか辛い。
どこかのウェブサイトで見たことがあるのですが、
パラグアイの人たちはやったふりをするのが得意な気がします。
だから物事がスムーズに進まないし時間がかかる。
現地の文化にある程度慣れなければならないのは理解しているのですが、
なんかどうしてこうなのだろう、と考えずにはいられません。
結果的に練習場を整備することができましたが、これからも定期的に整備する中でまたやらないといけないのかなぁと思うと本当に気が進まない。
これで練習できるからいいですけど、
なんかただただびっくりしました。

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