2019/4/14の記録
【教えている選手が20歳以下のパラグアイ記録を更新😁🎉】
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) April 14, 2019
14.93→14.79
前の自己ベストは15.0くらいだったから今日だけでベストを0.2秒更新。彼女は去年から20歳以下の記録を更新したがってたからぼくも嬉しい。個人的には今年は14.5くらいまでは行くと思っているのでスピード強化が課題かな。 pic.twitter.com/osbBVzw9Ag
普段指導している選手が20歳以下のハードルのパラグアイ記録を更新しました。
昨年前での自己ベストは15.0くらいだったから約0.2秒の更新。18歳なので決して速い記録ではありませんが、彼女の本職は混成競技なので各種目の記録の向上が今後の彼女のパフォーマンスに大きなプラスになります。
今までの記録が14.93でしたが、これも過去に混成競技の選手が樹立したもの。現在その選手は5900点近くまで記録することができる、もしかしたらオリンピックも狙える選手にまで成長しました。
昨年ぼくがアスンシオンに任地変更になってからたくさんのことを教えてきましたが、その多くは考え方であったり疲れたら休むといったようなとても基礎的なことでした。
実際、昨年からもっとバリバリ指導していたら昨年度中に世代別のパラグアイ記録を更新させることはできたと思います。
でもそれをやらなかったのはそれ以上に大切なことがあったからです。
それはアスリートである以前に、人としてどうあるべきかを知るということでした。
任地変更後すぐに練習を見たときの印象は「ただやらされている」というもの。指導者、ぼくのカウンターパートが言ったことを自分の考えもなしにただやるといった具合です。実際そのころは「自分の考えをカウンターパートに伝えてもノーと言われるから意味がない」という話も聞いていました。
完全にやらされているだけだったんですよね。
そのような状況では絶対に強くなりません。それは今までのパラグアイ陸上競技70年間の歴史が証明しています。
だからこそ何か変化を加えなければいけない、でもボランティアという立場でできることは小さな変化だと考えていました。なぜならいきなり大きな変化を起こしてしまったら彼らにとって再現性がないからです。あのボランティアだからできた、自分たちには無理だと思われたらよくない。だからこそ競技以前のことから取り掛かりました。
それから約10ヶ月、トレーニングと競技以前の思考の変化によって世代別のパラグアイ記録を更新することができました。
【混成選手の高跳→1m50】
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) April 14, 2019
自己ベスト更新。
20歳以下のパラグアイ記録は4940点。これは日本でもこの年代だといい記録。彼女の自己ベストは去年出した4490点くらい。今年はすべての種目でベストが出そうだから、彼女の本職である混成でもパラグアイ記録を狙ってほしい。 pic.twitter.com/bjifMWqsbg
また、ハードル後に行われた走り高跳びでも自己ベストを更新することができました。
実際の混成競技でも最初がハードル、次が高跳びなので、この流れで連続自己ベストは彼女にとってとても大きな収穫になりました。
20歳以下の南米大会の選考はこれからですが、その試合に向けていい準備ができていると思います。
彼女を含めて選手には「試合の記録は今まのでプロセス、準備の結果」と伝えています。まさしく、今回いいプロセスを踏めてきたからこそ確実に記録を更新し、南米大会への準備ができていると言っても過言ではありません。
まだ南米大会は先ですが、今からとても楽しみです。
【16歳の女の子が18&20歳以下のパラグアイ記録を更新しました🎉】
— 大村康太@プロコーチ (@KotaOhmura) April 14, 2019
たまに指導してる選手が年代別のパラグアイ記録を更新。12.27(+0.8)は日本のインターハイレベル。
以前の記録は今ぼくが指導して先日パラグアイ記録を更新した選手が持っていた。記録更新のいい雰囲気ができてきた。 pic.twitter.com/pcCHysa5X7
そして、別の指導者の選手ではありますが、彼女も世代別のパラグアイ記録を更新しました。
彼女に対しても鍛錬期に技術指導を行いました。別の指導者なので練習メニューには口出しできませんが、特にスタート局面の技術の改善が記録向上につながっているかなと感じています。

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