こんにちは!
大村康太(@KotaOhmura)です!
青年海外協力隊の派遣前訓練も3日目が終わりました。
訓練候補生もそろそろ慣れてきてとても賑やかに生活をしています。もともと協力隊はコミュニケーションが重要だということは過去記事でも書いていますが、やはり候補生の多くはコミュニケーション能力が高いように感じています。
だけど、ぼくはもともとハイレベルのコミュ障出身。
初日は絶好のスタートを切ることができましたが、2日目の語学編成テストあたりからだんだんとみんなが盛り上がってきたところで、大村はさっそくペースダウンしております(笑)

と思ってビクビクしていたのですが、どうやらぼくみたいに群れたくないとかひとりの時間がほしいという人が判明しました。本当に大村一人だけだったらどうしようと思っていました。3日目にして退所とか駒ヶ根の伝説に名を刻めるレベルだと思います。
これから青年海外協力隊に参加しようと思っている人で、派遣前訓練の共同生活が心配だと思っている人は安心してください!
訓練生はみんながみんな賑やかわいわいする感じじゃないんですよ!
1.コミュニケーションをとるペースがダウンした理由

初日はまだ皆さん、初対面の人ばかりで人見知り感満載でまずまず静かでした。だけど、190人もいたらやっぱり一人でいるのも不安になる人がいるからこそ、仲間を探そうという人が増えると思うんですね。
190人もいるのに一人でいたらアイツ友達いないんじゃね??
みたいな感じですね。あ~怖い。。
ぼくはもともとそういう不安とかなかったので隣に座った人とかに普通に話しかけていましたが、それはやっぱりまだみんなが群れていなくて静かだったからだと3日目にして気づいたのです!
やっぱり群れるその環境がめちゃくちゃ苦手なんだなって改めて思いましたよね(笑)これで集団生活力がないと言われたら本当に悲しい。

と思って、3日目にしてそこそこ気疲れをしてしまいました。
2日目は語学編成テストといって、これから青年海外協力隊の人が約70日間語学訓練をしていく中でのクラス分けをするために行われる大切なテストがありました。
詳細は書けないのですが、合格者でこれから入所する予定の人は、そこそこ勉強したほうがいいのかなって思いました。
本当にそこそこ。これを意味するところはこの言葉から適当に想像してください笑い
やっぱりこういうテストというものは非常に厄介なもので、終わったあとに

なんて聞くんですよね。ぼくはそういうの時間の無駄だと思ってて超絶嫌いなので話したくなかったのですが、聞かれたときは答えましたよね。自分から聞くことはありませんでした(笑)
この意味不明なテストダメだった仲間の連帯感と言ったら一体何なのだろうか、というのは高校の時から未だに引きずり続けまくっている疑問であります。。。
そしてこういうテストダメだった仲間同士というのはなぜか気が合ってしまう。やっぱり2日目の午後からなんか雰囲気変わったかなというのは感じ取りました。そしてぼくの心は疲弊していくのでありました。
これは別に仲間作るなと言っているのではなく、あくまでもぼくの感じ方です。批判しているわけではないので勘違いしないでね(笑)
まぁ、そんなこんなでテストを終えてちょっとまったりして2日目の夕食を迎えます。
。。。やっぱり、めっちゃうるさい。
そう、ぼくは密室空間で音がバンバン聞こえるのが超絶苦手なのです!自分で言うのも変ですが、耳の聞こえはかなりいいんですよね。だから人が聴いてるのより大きく聞こえてるのかなって最近思っています。
席数が限られていますが、そんなぼくがだいたい100人以上は軽く収納できちゃう密室に押し込まれるわけです。2日目2度目のペースダウン。消耗しておりました。。
しかも賑わいまくっているから、近くに座った人と会話するにしても声が音にかき消されてしまって相手が何を言っているのかわからない。そして聞き返しまくって申し訳なくなるぼく。

と、訓練が始まって2日目にして大村道を歩み始めることを心の中で声高らかに宣言したのでした。
2.3日目に大村のような仲間を発見して心の拠り所を見つけた

3日目。
賑やか&群れるの苦手病が再発した大村。これはまずいと思ったので、とりあえず普通に大村スタイルを貫くことを決意しました。
大村スタイルとはこのブログのテーマの通り。「勇気の一歩を踏み出して、自分の人生を生きる」。ぼくのペースを保つということです。
ということで、昼は一緒に食べたのですが、朝夕は人ごみを回避して精神の消耗を防ぐために時間をずらしまくってご飯を食べに食堂に向かいました。
遅く食堂に行くと案の定そろそろ終わって帰るという状況。ぼくはありがたや状態で、かなりの落ち着きと心の平穏を感じています。
そして夕飯は一人で食べていたんです。そしたらひとりの女性はぼくのところに座ったではないですか!!!(マジックではない)
ある程度食堂に平和が訪れ、ぼくとしては非常に話しやすい環境が揃ったところで女性に話を始めました。
そうしたらなんと、ぼくと似ているではないですか!!!
当然、ぼくよりはひどくないにしても(笑)、ぼくと同じように集団生活が苦手とか、人と合わせるのが苦手とか、ひとりの時間が絶対にほしいとか、共通点がありまくりだったのです!
そして、さらに話を進めていくとぼくが

辛いんですよ、え~ん(泣)
みたいに泣き言を言っていると、めちゃくちゃ共感&励ましてくれるのです。
その時感じました。
この人は女神なんじゃないかと(笑)
こんな感じで、ぼくみたいに自分の時間を大切にしたい人っているんですね、候補生であっても。
やっぱり協力隊でボランティアするからみんなすごく優秀でコミュ力も高いなんて思われがちかもしれませんが、そんなことないんです。
今日はたまたま話した女性の方がぼくと似たような価値観を持っていたのですが、おそらく他にもぼくたちのように集団行動が苦手な人って結構いるのかなって思います。
まだ訓練が3日目で序盤ということもあり、なんとかして一生懸命仲間作りに励んでいる人もいるかと思います。
個人的に思うのですが、まだ相手の素性がわかっていない状態から深い関係を築こうとすると、相手の素性が見えて自分はこの人とは合わないなと思った時にその人から距離を置くことって結構難しいです。これは最初っからかっ飛ばす人が後々苦しむデメリットかなと思います。
3.仲間作りは競争ではない。だからぼくはマイペースでいく。

人付き合いって努力してやるものじゃないと思うんですね。
- 互いが心地よい関係
- 無理のない関係
- ずっと一緒にいなくても必要な時にはそばにいてくれる関係。
- 相手に依存しない関係
- 相手の生活に干渉しすぎない関係
こういうのって、無理して作るものではないと個人的には思っているのですがどうでしょうか?
無理して人間関係を作ろうとしなくても、もしかしたら自分の雰囲気を察知してくれて相手から寄って来てくれることもあるんだな、と今回の経験を通してわかりました。
互いにある程度の距離感があるというのがぼくの心地よい人間関係の距離感。
それが近い人もいていいと思います。ただ、もともと人間関係づくりが苦手な人はそんなに無理してまでも絆を作る必要はあるのでしょうか?ぼくはちょっとそこらへんを不思議に思っています。
前も書いたと思うけど、仲間が多ければ多いほどいいというわけじゃないです。
特に青年海外協力隊訓練生は、この訓練を無事に終えることがひとつの目標です。自分が無理してしまう範囲で神経を使ってしまうと体を壊してしまいます。
みんないろいろだからこそ、名言「みんな違ってみんないい」んですよ。
それぞれの個性を認め合う関係こそが訓練所で必要かなって思うし、だからこそ苦手なことに悩む必要はないと思うのです。
そして忘れちゃいけないのは、無理して作った人間関係はやっぱりもろいということ。それは忘れちゃいけないと思います。
190人もいる大所帯だからこそ、自分と合う人っていうのは必ずいる。
だからこそ、慌てて仲間作りをしなくても気楽に適当に今のうちに自由を謳歌するのもひとつの手だと思っています。
ぼくは今回の女性の登場によりとても心救われたのでした。
訓練生にはいろいろなバックグラウンドを持った方がいるからこそ、ごく自然にその中から心の拠り所になるような素敵な出会いがあればいいですね。
