訓練生活も約30日が経過して、

と改めて感じている、大村康太(@KotaOhmura)です。
さて。
みなさんご存知のとおり(かは分からないけど)、大村は変わり者です。
訓練所に入るまではニートとして人生を謳歌してきましたが、訓練所に入ってから改めて自分は他人と大きく変わっていると思いました。
入所前は自分らしく生きていこうと思って、実際好きなようにしてきました。だけど、訓練所に入ってからあまりに他人と違いすぎて本当に苦しい生活を送っています。
今回の話は、「集団生活で消耗している人」に届いてほしいです。
協力隊みんなが輝いている必要はありません。人と違っててもいいじゃないですか。
ぼく自身が今までの人生で「変わり者」と言われたりコミュニティに馴染めない社会不適合者っぷりを発揮したりしてきて心苦しかった。
だから、ぼくと同じような境遇の人、同じじゃなくても集団生活が辛いと思っている人が少しでも心が楽になればいいと思って、大村の頭の中を公開しようと思います。
目次
1.「無理に」協力する、そんな「自己犠牲」は何の意味もない。だから集団生活が死ぬほど辛いんです。

集団生活が死ぬほど辛い訓練生を代表して、大村の頭の中を公開します。
正直に言うと、訓練生活は超ぬるま湯です。語学も普通に授業を受けていればわかる内容だし、時間を作れば復習する時間だってたくさんある。
普通にやっていれば最終試験で不合格になることはないと思っています。それくらい勉強に関してはぬるいなって思っています。
だから、本当は余裕があるからめっちゃ楽しいはずなんです。普通の人だったら。
だけどぼくは違う。
とにかく集団生活が辛い。
毎日毎時間、いつなんどきでも人と会ってしまう。大村はいつも同じ人といたくないんです。心が苦しくなってしまうから。
学生の頃、知らず知らずのうちに気を張って、人の何倍も消耗してぶっ壊れた。そんな経験があるから辛いんです。
めっちゃ気を使ってしまう。
何を話していいかわからない。
究極的に言えば自分が楽しければいいんだろうけど、それさえよくわからない。ぼくが楽しいことがほかの人も楽しいという経験がほとんどない気がします。
人と合わせることも辛い。
ほかの候補生のように情熱的で光り輝く高い志を持っているわけじゃないから、今の時点ではものすごい温度差を感じています。
志の高さが活動の成果に直結するとは思っていないのでどうでもいい話だけど、そうは思っていても実際同じ集団の中で超圧倒的少数派に属すというのは味方がいないようで辛い。
そして、これはおまけの話なんだけど、入所してから「自分、すごく人付き合い苦手なんですよね~」とか「コミュ障なんですよ~、辛い!」って言う人が結構いたんです。だけど、約30日が経過してその人たちはめちゃくちゃ共同生活を楽しんでいる。なんで嘘ついたん??という感じ(笑)
こんな感じで、自称「集団生活苦手」な人に裏切られた大村は超超圧倒的少数派になったわけです。
う~ん。辛い。
もはや「青年海外協力隊に向いてないんじゃないか」という声もバンバン聞こえてきそうな大村です。
こんな感じで、辛いという気持ちを共有できる相手がいなくてしんどいなって思っていました。
話せる相手もいないからとりあえず自分の中に溜め込んで消化する。消化しきれないストレス、負荷が溜まりまくった時に気疲れを起こす。そんな生活があと40日も続くと考えると、このままだったら正直気絶しそうです。
だから、テーマのとおり、ぼくは「集団生活が死ぬほど辛い訓練生」です(笑)
2.ストレスを相手からもらったらぶちまける勇気。愚痴っても相手は適当に聞き流しているから大丈夫。
そんなぼくですが、最近大切なことを発見したんです。
受けたものは与える
ある訓練生の方が言っていた言葉です。
妙に納得してしまいました。
今まで愚痴を言わないでずっと自分の中で押し殺してきた。愚痴ばっかり言ってる人を見ると胸糞悪かったから。
だけど、この訓練所に来て思った。
「受けたストレスは相手に与える」ことが大切。
ストレスを自分の心の中で押し殺している人は、軽くていいから喋ってみたらいい。少し楽になる。
— 大村康太@2017年JOCV駒ヶ根 (@KotaOhmura) July 31, 2017
よく考えてみたら、女子会って愚痴のオンパレードって聞いたことがある。そうやってストレスを発散するのも悪くないのかもね。愚痴りまくっても人生成り立ってるし。
愚痴ると迷惑がかかると思って言わない人は一度爆発させよう。爆発しても人生が終わることなんてないし、また明日はやってくる。
— 大村康太@2017年JOCV駒ヶ根 (@KotaOhmura) July 31, 2017
所詮、愚痴を聞いてる側なんて真剣に愚痴を聞いていない。心の中では「ふーん」で終わり。
相手に迷惑なんてほぼかからない。迷惑がかかるようだったら勝手に相手が話を遮るかその場から去るだけ。そしたら「変な話しちゃった、ごめん」とか謝っておけばいい。
— 大村康太@2017年JOCV駒ヶ根 (@KotaOhmura) July 31, 2017
どんなにすごい人でもキャパシティには限度があります。そして同じ人間なのだから、キャパシティ容量自体同じなはずです。
同じストレスを受けた時にダメになってしまう人とそうでない人の差は、「出す」ことをしているかしていないかだと思います。
「出す」ができている人はストレスが溜まりにくい。
例が下品で申し訳ないのですが、悪いものを溜め込むって「便秘」と同じです。便を出さなければ体調が悪化します。不要な便を出せば体調はよくなります。
結構前のツイートでやぎぺーさん(@yagijimpei)も言っていて、超共感したので覚えていました。
人と考え方が、意見が違うからといって押し殺す必要はない。自分の感情を押し殺してまで周囲の雰囲気を守る必要は、ない。皆が全員全く同じ考えだとしたら、それは個性とは言わない、ロボット。自分の頭や経験に基づいて捻り出した考えや意見こそ、価値がある。
— Shiori Nakajima (@sii_1203) July 31, 2017
そしてこのツイートに大村は救われました。人付き合いが苦手なぼくにとって、SNS上の仲間の存在ってすごく大きい。
ちなみにShioriさん(@sii_1203)はwasabiさん(@wasabi_nomadik )のセミナーで出会った方で、23歳にしてフリーランスで活躍されています。行動派です。
ぼくたち少数派がめちゃくちゃ苦しんでいるのは、まさしく「人と考え方、意見が違うことを押し殺している、個性を殺している」からだと思います。
みんなと無理に合わせる、仲良くすることが「協力」ではないはず。
「協力隊だから」という、型にはまった感じ。自分の本当の意志がない付き合いは絶対に自分に無理を強います。
だから、訓練所での集団生活が辛すぎな人に伝えたいです。
協力隊だからって無理に「協力」する必要はないんです。
協力の前提には「個性の尊重」があるはず。
人に合わせてばかりで、それがいつの間にか処理しきれないくらいのストレスになっているなら、少し自分勝手に行動してみてほしい。
大切なのは「他人」よりも「自分」。
3.集団生活が辛いあなたが、自分の心を楽にするたった1つの方法

自分を大切にするにはどうしたらいいか?
それは
自分勝手に行動する
ことです。
「自分勝手」というとなんとなくネガティブなイメージがついていますが、ぼくはそんなことはないと思っています。
むしろ本当はやってもいいことなのに思い込みによって何も出来ないでいる人がどれほどいるでしょうか?
「自分勝手」はその思い込みによって抑制された自分の「意思」を呼び起こします。
その「意思」は、自分が本当にやりたいことに対する「行動力」を生みます。
その「行動力」は、他人の人生を生きていた時には見ることができなかった新たな「可能性」を見ることができます。
そして、その「可能性」との出会いが多ければ多いほど、自分の人生が充実していきます。
意思を殺せばどんどんフットワークが重くなっていくし、やらされていることってやっぱりつまらない。
なら、意思を殺さなければいいしやらされなければいい。
もっと「自分勝手」になればいいんです。
自分勝手にすると相手に迷惑がかかる??
そんなことはありません。それは思い込みです。
自分勝手は相手と自分の個性を尊重できているからこそ成り立つものです。相手に被害を与えない「自分勝手」は、むしろ人との適切な距離感を保てるので心が苦しくならずに済みます。
適切な「自分勝手」をしても相手から「は?何あいつ?」と思われることもあるかもしれませんが、そういう人は無視です。
自分にとってどうでもいい人なら無視しても構わない。その分、自分と関わる集団が減っていくから自分にとっていい人だけが残っていきます。
自分にとって大切な人にそう言われるなら、自分の考えをしっかり伝えて相手を説得すればいい。大切な人と接する時間だけが増えれば、わざわざ自分が望まない人間関係の時間を減らすことができます。
「自分勝手」は「人間関係の整理」にも役立つんです。
集団生活で辛い思いをしている人に伝えたい。
確かに世間的に見たら集団生活はみんなで仲良く楽しくが素晴らしいのかもしれません。ただ、それがどうしても無理な人もいる。それがあなた、そしてぼく。
無理な人間関係をしてもいつか自分が潰れる時が来る。そして自分が潰れたとしても相手はなんも思いませんよ。
だからぼくはもう自分勝手に生活しています。自分第一です。
相手のことを考えろって言われそうだけど、自分のことを大事にできない人が相手のことを真剣に考えることなんてできないはずです。
そして、賛否両論あること言います。
別に人ひとりいなくても世の中って大して変わりません。極端かもしれませんが、今ぼくが訓練所を退所したとしても何も変わらない。「いやぁ、残念だなぁ」と思う人もいるかもしれないが、それ自体が訓練生活に影響を与えることはありません。
実際、この訓練ではもう1名が退所しています。それでも訓練に影響なんて何もありません。
人ひとり集団に属していなくても大して変わらないんです。人ひとりいなくても物事って進んでいきます。つまり、あなたが無理に合わせなくても物事は進んでいくということです。
あなたが無理に集団生活に合わせようが、自分勝手に行動しようが、全体としても訓練生活にはなんの影響もありません。勝手に進むべき道に進んでいきます。
なら、集団生活が死ぬほど辛いと思っている人は、別に無理して集団に合わせる必要はなくないですか?
合わせるメリットなんて何もないんです。
個性を殺して、そして死ぬほど辛い思いをしてまで集団に合わせることで何か得られるならそのまま無理に頑張ればいいですけど、ぼくはおすすめしません。
さっきも言いましたが、一番大切なのは「自分」です。
ちなみに言うなら、相手のことをまず先に考えるのは「日本」くらいではないでしょうか?
おそらく、任地の人は「自分」が第一のはずです。自分主体で動く人たちとこれから関わっていくのに、他人第一で動いていたらズタズタに消耗しますよ?
他人主体じゃなくて「自分主体」だからこそ、お互いの価値観を認め合うことができるし、お互いを認め合うことができて始めて他人のことを考えることができるようになるのではないでしょうか。
相互理解は「個」を知ることから始まります。他人の人生を生きているとき、「個」は殺されます。だから自分が大切なんです。
4.「あなたらしさ」があるからこそ価値がある

青年海外協力隊全員が輝いている必要なんてないんです。
それぞれバックグラウンドも違うし、できることも違います。能力も違うでしょう。
だけど、その違いも踏まえて選ばれた人間なんです。ぼくたちは。
だから、その違いを他人に合わせることで個性を殺す必要なんてないんです。
ぼくたちが選ばれた理由のひとつは「個性」のはずです。死ぬほど訓練生活が辛いと思っている人も、その個性を存分に生かしてほしいです。
人付き合いが苦手というのも個性です。
なら、自分の得意なところを伸ばせばいいじゃないですか。
ぼくも人付き合いが超苦手です。集団生活も死ぬほど苦手だし辛いです。
だけど、ぼくは一人で行動していろいろなことにチャレンジできるという長所があります。だから自分勝手に行動してその長所を伸ばしています。
訓練生全員がみんな同じ生活をする必要なんてありません。
あなたの個性が爆発する場所が青年海外協力隊です。その個性があることがあなたが協力隊である理由の一つだということを忘れないでほしいです。
あなたがいるその環境が辛いなら逃げてしまっても構わないじゃないですか。
人ひとりその集団から外れても何の影響もないです。
だから、辛い集団生活や人間関係から抜け出したいなら、もっと
自分勝手
になってください。
めちゃくちゃきつい記事になりましたが、ぼくがこういう人間なので、少数派で苦労している人の助けになりたいんですね。
正直、キラキラしている人は勝手に前進するからどうでもいいんです(笑)
大村の「個性」が少数派で苦しんでいる人に共感してもらって少しでも楽になってほしいと思って、自分の正直な気持ちを書いてみました。
訓練生活が死ぬほど辛いと思っているあなたへ。
あなたは「ありのまま」でいい。
辛ければ大村(@KotaOhmura)に連絡ください。悩み相談は乗ります。あとは行動してください。

やっぱり社会不適合者だわ。。。