
この訓練所に入ってから確実に睡眠不足になって毎日一日のどこかで必ず具合が悪くなっている、大村康太(@KotaOhmura)です。
派遣前訓練の後半には今まで習ってきた語学(ぼくの場合はスペイン語)を使って、自分の専門分野の発表する『テクニカルクラス』というものがあります。
正直全然単語がわからないし文法も曖昧。そんな状態で専門分野の発表!?
ということで、大村はテクニカルクラスの発表で大事故を起こしました(泣)
原稿を読みながらでも大事故。
さすがの大事故にめちゃくちゃ気持ち悪くなったし、自分のことが嫌いになりましたよね(笑)
大事故を起こさないためには、事前準備をめちゃくちゃ丁寧にやっておくことをおすすめするお話の始まり始まり。。
目次
1.テクニカルクラスの準備期間は2週間近くあったけど・・・
大変なイベントだから準備する時間はたくさんあったんです。
しかもぼくの語学クラスの先生は理解のある先生で、ぼくたちがどうしたら語学と生活を両立できるかを考えてくれています。
だから、発表の原稿も発表の10日前には完成して先生にもチェックをしてもらっていて、原稿は完璧な状態でした。
もう、語学クラスの先生には感謝の言葉しかありません。それくらい素晴らしい先生。
しかし大村。原稿がスムーズにできて満足してしまったせいで発表の日までほぼ何の見直しもせず。

本当に馬鹿でした。
発表は声に出して行うもの。発表まで一度も文章を確認せず、そして読みもしなかったぼくは本当に愚かでした。
2.訓練後半のイベントの多さに疲労困憊
満足してしまった以外にもテクニカルクラスの準備をする気にならなかった理由があります。
それはぼくの発表日がある週は奇跡的に毎日イベントがあってめちゃくちゃ大変だったということ。
さすがに普段いろいろやっているぼくですが、この時ばかりはやることが多すぎて精神的にかなりやられていました。
もう一日の講義が終わると何もやる気が起きなくなっていました。

精神瀕死状態。
背中の湾曲がすごい。

摩訶不思議なタイムスケジュール、そしてそれらが全て重要事項ではなかったのも精神をすり減らした要因。
イベントイベントで完全に疲れきってしまいました。
ぼくは重要じゃないことを時間をかけてやったり、やらなければならないからやるということがめちゃくちゃ嫌いです。
めっちゃわがままです。
やりたいことだけを自由にやっていたい。そんな性格。
普段は寝ていて獲物を取る時だけ本気を出す、野生動物のような生き物なんです、大村という人間は。
そんな感じで何もしない状態で本番当日を迎えます。
3.本番当日、まだパワーポイントの準備ができていない

発表で使ったパワポの一部。全く役に立たなかった。
本番当日。まだパワーポイントの準備ができていませんでした。
とにかく休み時間にやるしかない。
ということでなんとか終わらせたのですが。。。
4.大事故を起こして頭が真っ白になった地獄の時間
とりあえず終わらせたパワーポイント、そして完璧と思っていた発表原稿を引っさげて、いざ発表!
ちなみに今回ぼくが発表したテーマは、
「陸上競技選手におけるトレーニングと栄養の関係性について」
という、普通に聞けば超エリートっぽいタイトルです(笑)
こんなエリートっぽい内容をやったのに大爆死したわけです。超絶格好悪い。
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焦るというか、もはや頭が真っ白になるぼく。
学校生活ではおそらく体験したことがないと思われる「頭真っ白」現象。まさかここで来るとは・・・
原稿が読めなかった原因と頭が真っ白になった原因は簡単です。
- 読む練習をしていなかったから
- 手書きの原稿が汚すぎて何を書いているのかがわからない
- そもそも単語の意味がわからない
- 計算式の発表をしたのに、まさかのスペイン語で書かれた計算式が間違っていることに本番中に気づく
- 単語の意味もわからないのに間違った計算式を辞書も使わず、そして書く事もできない状態で頭の中で考えなければならなかった
個人的な凡ミスは「自分の字が汚くて読めなかった」という点。
一応書道を習っていたので本当はキレイに書けるんです。ただ、自分だけが見るから読めればいいや~って感じで準備していたんです。
初めて自分の字が読めなかった。
マジで絶望しました。
そして、激しい運動をしている人の一日のエネルギー摂取量の内訳みたいなものを計算式とともに紹介しようとしたのですが、本番中に自分で書いた計算式が間違っていることに気づいたのです。

やってしまいました(泣)

頭が真っ白で死にそうになっている大村。
まだ単語が分からなければ先生に助けを求めることができるのですが、もはや専門的な領域の内容を間違えていたので助けを求めることもできず。
発表中に3分くらい無言の時間を作ってしまいました。
同じ語学クラスの仲間も地獄空間に道連れにしてしまったわけです。
頭真っ白状態に加えて、最高に気まずい時間を演出してしまった申し訳なさ。




沈黙の時間に死ぬほど「逃げちゃ駄目だ」状態になりました。
あの方のように。
そしてこういうときはいらないことを考えてしまうもの。


もしぼくが初号機に乗っていたら、ぼくは確実にシンクロミスで死亡していたはず。
そしてついに訪れた

こんな感じの超ヤバイ状態だったぼくですが、ついに語学クラスの先生から一言。


(本当に申し訳ありません本当に申し訳ありません本当に申し訳ありません本当に申し訳ありません・・・)
地獄。
それでもなんとか先生の力を借りて発表を終えた大村。
完全に憔悴しきってしまいました。発表が終わって普通に気持ち悪くなりました。
語学クラスのみんなは本当に優しいので、「いや、良かったよ!」と言ってくれました。
優しいなって。
けど、もはや憔悴しきって地獄の時間を共有させてしまったぼくは、当然ながら素直にそんな優しい言葉を受け入れることもできず。
みんなの心の中を勝手に想像してしまったのでした。

みんなの心の中?

こうしてとりあえずノルマを終えることができましたが、ぼくの発表が終わった直後、なんと語学クラスの仲間のためのハッピバースデートゥーユーが!!!
憔悴しきったぼくは引きつった笑顔とともにハッピバースデーコールをすることに。

そして出てきたバースデー特大チーズケーキ。

なんてとてもじゃないけどお祝いの場で言うこともできるはずもなく、涙と気持ち悪さをこらえながらハッピバースデーをしたのでした。
こうしてぼくのテクニカルクラスが終了しました。
テクニカルクラスも終わったけど、ぼくの人生も終わったと錯覚するくらい別の意味で終了しました。
5.当たり前だけど準備は大切です
さて。まとめましょうか(笑)
テクニカルクラスは「準備」が全てだ!!!
今ぼくは最高に普通のことを言いました。
これからテクニカルクラスで発表をする訓練生は大事故を起こさないように万全の準備をしてほしいと思います。
さもなければ冷たい目線をくらうことになります。

ひとりじゃない

心の中ではみんな冷たい目線を送っている。
どうかみなさんには有意義なテクニカルクラスにしてほしいです。
ぼくは二度とこのような大惨事に見舞われないようにしっかり準備することを心に誓ったのでした。。。

あぁ、永遠の眠りにつくかのごとく眠りたいッ!