青年海外協力隊候補の大村(@KotaOhmura)です。
青年海外協力隊に参加するにあたって黄熱病の予防注射をしてきました。地元では黄熱病の予防注射をしていないのではるばる盛岡まで出張でございます。
今日はそんな黄熱病+小旅行のレポート。
というか、ぼくは黄熱病って聞いたことはあるけどそれがなんなのかは知らなかったので、これを機に黄熱病もお勉強しましょう!
1.黄熱病とは

黄熱(おうねつ、yellow fever)は、ネッタイシマカ (Aedes aegypti) などのカ(蚊)によって媒介されるフラビウイルス科フラビウイルス属に属する黄熱ウイルス (yellow fever virus) を病原体とする感染症。感染症法における四類感染症。黄熱病と同義。発熱を伴い、重症患者に黄疸が見られることから命名された。
引用:Wikipedia
こんな感じで、とりあえず「蚊」が原因の感染症のようです。
症状は以下のとおり。
熱帯アフリカと中南米の風土病である。黒色嘔吐を起こすことから通称を「黒吐病」という。日常生活におけるヒトからヒトへの直接感染はない。
潜伏期間は3 – 6日で、突然の発熱、頭痛、背部痛、虚脱、悪心・嘔吐で発症する。発症後3 – 4日で症状が軽快し、そのまま回復することもある。しかし、重症例では、数時間から2日後に再燃し、発熱、腎障害、鼻や歯根からの出血、黒色嘔吐、下血、子宮出血、黄疸などがみられる。
引用:Wikipedia
とってもつらいことになりそうですね。とりあえずいろいろな症状が出そうな感じです。
別に辛い症状が出るくらいだったらまだいい。問題は、
黄熱病の死亡率は30 – 50%とされている。
引用:Wikipedia
これ。黄熱病にかかるとどんな症状が出るかなんて覚えなくていい。致死率見ただけでヤバイやつです。
この致死率の高さを見るだけで、黄熱病予防注射を推奨されている国に行く人は絶対に予防注射したほうがいい。
青年海外協力隊は都市部に派遣される人もいますが、インフラが整っていない地方に派遣される人もいます。
普通に考えて地方の方が自然が豊かなはず。そういうところにはいそうですよね、蚊。
「青年海外協力隊で必ずしも必要じゃないけどやっといたほうがいいよ~」という国もありますが、必ず予防注射しておきましょう。
やらないと死にますよ?
2.青年海外協力隊で黄熱病注射を必要とする人

JICAでは、以下の国に派遣される人に黄熱病予防接種が必須、または推奨されています。主に、アフリカや中南米ですね。
~必須~
ウガンダ、ガーナ、ガボン、カメルーン、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ
~推奨~
エチオピア、ケニア、スーダン、セネガル
アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア
ぼくが派遣されるパラグアイもばっちり入っていますね。死にたくないので予防注射してきました。
あと、予防接種を受けた病院で小耳にはさんだのですが、もし任国外旅行でこれらの国に行く予定のある人も受けたほうがいいのかなって個人的には思います。理由なんてないですよね。死にたくないから、以上。
最大20日間旅行していたら蚊に刺される可能性だった高いはずです。そして、青年海外協力隊は語学もある程度できる状況になっているはずなので、普通の観光旅行みたいな感じではなくちょっとした冒険チックな旅行をする可能性もあるわけです。
黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について、2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。
現在、既にお持ちの有効期間が経過した予防接種証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。また、更新手続は不要です。取得した予防接種証明書は紛失しないように、生涯大切に保管してください。
黄熱病の予防接種をすれば生涯有効なので、少しでも黄熱病の危険性のある国に派遣される人はやっぱり受けておいたほうがいい。
推奨国に派遣される人で、帰国後に世界一周したい人とかね。こういう人は絶対に受けておくべき。どうせ帰国して世界一周するときに受けるだろうからね。
黄熱病になって任期短縮だったらまだいいよ。死んだら本当に笑えないので、推奨国であっても絶対に受けたほうがいいですね!
3.黄熱病注射はさっさと受けておくべき

黄熱病の予防注射は、各地の指定された検疫所でのみ受けることができます。
そこらへんの病院では予防注射できないので注意が必要です。なので、事前に自分が住んでいる場所から最も近い検疫所を探しておくべきです。
ぼくの場合、青森(八戸)⇒岩手(盛岡)でも半日かかりましたからね。今日時間あるから行こう、なんて悠長なことは言ってられない日程になること間違いなし。
あとは、黄熱病の予防注射は毎日やっているわけではありません。
例えば、青森県から一番近い大きな検疫所である独立行政法人国立病院機構仙台医療センターでは、黄熱病の予防注射は毎月第2・4水曜日のみとなっています。
しかも予約が必要です。地方だと注射を受ける人で溢れることはないとは思いますが、東京だったら十分あり得る話です。予約がいっぱいの場合は予防注射ができないので、日程の空きを確認したらすぐに予防注射の予約をしたほうがいいです。
さらに言うと、ぼくは盛岡で受けたのですが、盛岡で受けるときは毎月第2火曜日のみという月に1度しかチャンスがない感じになっています。仙台から出張で来るからです。
ぼくがもし今日予防注射を受けなかったら、わざわざ注射だけをうちに仙台に行かなければなりませんでした。危ない危ない。。。
地方在住者は注意が必要です。
4.こんにちは盛岡。
さてさて、それじゃ大村の盛岡小旅行&黄熱病予防注射体験記いきますよーーーー!
今日活躍のカメラは「SONY RX100」です!一眼は今日はおうちでお留守番。
SONY RX100の作例はこちら↓
カメラ初心者でも綺麗に撮れますよ~
盛岡病院で予防注射を受ける時間が14時~14時30分と決まっていたので、その時間に絶対に遅れないようにしなれけばいけません。なので、八戸から無駄に早く新幹線に乗車して盛岡までやってきたのでした。
たしか着いたの11時くらいだったかな?超暇(笑)
別にショッピングする予定もなかったし、むしろただただ座りたいっていう欲求に駆られまくっていたので待ち時間が相当暇でした。
暇な時間を利用して写真を撮ることにしました。とりあえず病院がある青山という場所から離れまくってしまうと迷子になる可能性もあったので、駅の近場でいい被写体がないか探すのでした。
ということで探し出した被写体がこちら↓
盛岡感がまるでないですが(笑)、とりあえず山の写真はおそらく岩手山だと思います。とりあえず岩手ということで。。
あと1番下は和菓子ね。これは海外で見せたらウケるだろうな~。芸術だからね。
こんな感じで写真をとって、まだまだ時間があるのでパン屋でパン食べながら本を読んで。
もう時間潰しも限界に達したので、摂取時間1時間前に病院に到着してしまったのでした(笑)
5.注射する

13時ころに病院に到着した大村。
ここから14時まで1時間ロビーで待つことに。まぁ、この時間はあと少しで読み終える「ナンパ本」を読んでいたのでなんとかなりました。
そして14時になりました。
1時間前に来たぼくは当然一番最初に予防注射を受けに来た人。そこからぼくを含めて4人の人が予防注射を受けるようです。
予防注射の問診票を記入します。特に何の問題もなく記入にできました。
これから受けに行く人は、パスポートに記載されている名前の綴りは確認しておきましょう。ぼくであれば「KOTA OHMURA」ですね。「OOMURA」なのか「OHMURA」なのか、「SYOUHEI」なのか「SHOHEI」なのか。イエローカードに記載されるので必ず確認!
パスポートない人は大丈夫かな?一応電話して確認しておきましょう。
あと問診票を記入するのと一緒に体温測定をします。測ってみたらなんと37.4℃。

と動揺するぼく。別に風邪をひいているわけでもなく体調が悪いわけでもないのに熱がある。予防注射できるのか?
とりあえずもう一度測定。
。。。37.4℃。

病院内がただただ暑かったから熱が高くなってしまったのですが、先生の話によると37.5℃以上あると注射できるかできないか怪しいみたいです。危なかった。。。
八戸からはるばるやってきたというのに注射してもらえなかったらね、病院内で発狂してそのまま緊急搬送レベルですよ(笑)
あとぼくは1時間前に到着して待っていたので一番最初かと思っていたのに、なんと最後に注射をするという。
本日2度目の発狂未遂。

まぁ、そんなことで無事に注射してもらうことができました。
先生や注射を打ってくれた看護師さんともまったりお話することができて、またコミュ力が向上しました。やったね!
おまけに応援してもらっちゃいました。頑張らねば~
ちなみに、ぼくの場合は注射は痛くなかったです。注射針も太いやつではなかったのでプスッと刺してすぐ終わりましたね。
あとは黄熱病注射は二の腕に打つやつでした。久しぶりな感じ。
注射後はイエローカード(証明書みたいなやつ)をもらって、院内に30分ほど待機させられた後帰宅するのでした。
6.帰宅
いよいよ帰宅。ぼくは用事を済ませたらパパッと帰りたいタイプなので即帰宅しました。
ショッピングとかする精神的体力ないんです、ぼくは。ショッピングはショッピングするために来たい派です(´・ω・`)
とは言いつつも、せっかく盛岡に来たので盛岡名物を買いました。
そのなも福田パン。
柔らかいコッペパンにいろんな具?クリームの至って普通のパンです。1個200円程度でそこそこ高い。
だけど、重量感たっぷりでとても美味しかったです。
新幹線で2個食べたのですが、2個目にあんバターを食べたらあまりの甘さのあまり胸焼けして死ぬかと思いました。黄熱病で死ぬならまだしも、あんバターで死ぬなんて笑えない(笑)
そんなことで、黄熱病注射を受けてきました。
黄熱病は致死率の高い感染症です。必須ではない推奨国であっても必ず注射しておきましょう。
あとは十分に余裕を持って注射の予約をしてください。注射できるのは月に1,2回レベルです。黄熱病注射をすると1ヶ月程度はほかの予防注射ができないので早めに済ませておきましょう。
以上、大村でした!
