青年海外協力隊に合格するためには2回の試験を受けなければなりません。合格率の高い二次試験に進むためにも、一次試験は絶対に通過しておきたいところです。
一次試験はしっかり対策すれば必ず合格します。
この記事では、一次試験を合格するためのポイントをまとめています。
目次
1、青年海外協力隊って何??
まず、青年海外協力隊とはなにか、どのようなことをするのかわからない人はそれを調べてから試験の準備を進めましょう。相手を知らなければ攻略することは不可能だからです。
青年海外協力隊の目的に沿うように試験準備を進めなければ落とされるでしょう。協力隊の目的を理解していますか?
- JICAホームページ
- OBOGのブログ
- 資料
などで青年海外協力隊はどのような目的で、どんな活動をしているのか概要を掴みましょう。
2、青年海外協力隊の合格率、狙い目は?
ぼくが2016年秋募集を受験したとき、「青年海外協力隊の合格率は低い」という話をよく聞きました。
”それって本当なの?だって毎年合格してる人いるじゃん”
と思ったぼくは、協力隊の合格率について調べてみました。
⇒青年海外協力隊の合格率についてまとめてみたよ!合格率が低いとか嘘。
結論を言うと、合格率が低いというのは嘘です。
難しそうだから協力隊を受験するのを諦めようとしている人はちょっと待ってください。要請の中には資格を必要としない職種もたくさんあります。中には定員割れの職種もありますよ。
ぼくも受験するときは特別な資格は何も持っていませんでした。資格を持っていない人は、青少年活動やコミュニティ開発といった職種の受験を考えていると思います。
なので、青少年活動やコミュニティ開発は応募する人が多くて合格するのがかなり難しくなります。
だけど、実は小学校教育や体育などの職種でも特に何の資格も必要ない要請がちらほらあるのです。それでいて青少年活動とかと活動内容も似ていたりもします。
要請内容に書かれている活動内容は予想みたいなものです。どの職種も、実際の活動は現地に派遣されてからでないとわかりません。
青少年活動などの職種にこだわりを持たず、ライバルが少ない違う職種を受験して少しでも合格率を上げるのもひとつの手です!
3、一次試験のための準備
いきなり応募用紙を書き始めるのではなく、まずは材料を揃えましょう。情報量が多ければ、こちらから相手に何を与えればいいのかが分かるからです。
合格率を上げるためには絶対に事前準備が必要です。
⇒青年海外協力隊の一次試験合格率をupさせるために必要な3つのこと。応募書類の準備の前にやっておくべし!
一次試験の応募書類を仕上げるのに、以下の情報が役に立ちます。
- JICAホームページ(もっと知りたい協力隊)
- JICA資料(募集説明会でもらえます)
- ボランティア報告書(郵送かJICA市ヶ谷に直接行く)
- 募集説明会
- OBOGから試験情報を聞く(募集説明会で相談に乗ってもらおう)
JICAホームページと資料には、青年海外協力隊がどんなことをしているかがわかります。説明会に参加できない人は「もっと知りたい協力隊」を見るだけでも全然違うと思います。
ボランティア報告書は、過去の先輩隊員の実際の活動の記録とその成果が書いてあります。また、その国や活動の課題も書いてあるので、自分が同じ立場だったらどうするかを考えることができるので面接対策にもなります。
⇒ボランティア報告書で開発途上国の課題を見つけよう!隊員ブログよりも活動の全体像が掴みやすい!
募集説明会に参加できる人は積極的に参加することをおすすめします。
- 試験対策方法を教えてくれる。
- OBOGから直接話を聞くことができる。
合格するポイントを教えてくれるし応募用紙の書き方も説明してくれるので、募集説明会に参加するだけで合格率はグッとupします。
⇒(①体育・スポーツ編)説明会に参加できない人のために、合格率をグッと上げるポイントを公開します!
⇒(②小学校教育編)説明会に参加できない人のために、合格率をグッと上げるポイントを公開します!
4、応募用紙の書き方
情報収集が終わったら応募用紙を書いていきましょう。
応募用紙にも書き方があります。
- JICAの目的に沿うように
- 自分のやりたいことばかりではなく、要請に対して「できること」をアピールする
- 具体的に書く
この3点を意識してください。
特に2番目の項目は重要です。どんなに素晴らしいことを書いたとしても書き方を間違えると落とされる確率が上がると思ってください。それくらい大切です。
詳しい書き方は以下の記事を参考にしてください。ぼくが書いた応募用紙も公開しています。スポーツだけでなくどの職種でも書き方は共通しているので見てみてください。
⇒(前編)1次試験応募用紙の内容を大公開!スポーツ隊員必見!ポイントを抑えて書くことが重要!
⇒(後編)1次試験応募用紙の内容を大公開!スポーツ隊員必見!ポイントを抑えて書くことが重要!
5、職種別試験の書き方
職種別試験は基本的な知識や考え方を問うものです。
ほとんどの職種が職種別試験の解答用紙が決まっているので、
- 字数
- レイアウト
- 文字の大きさ
- ポイントは簡潔に、説明は具体的に
に気をつけて解答してください。
書き方がわからなければ説明会に行って相談するのもいいですね。ぼくも説明会で担当者に直接書き方を聞きました。
あとは必ず前もって問題を確認してください。陸上競技の場合は2016年秋募集と2017年春募集では問題が変更になりました。
本などで調べながら答案を作っていくので結構時間がかかります。余裕を持って作業に取り掛かることをおすすめします。
職種別試験の詳しい説明はこちらです。
⇒問題変更アリ!青年海外協力隊一次試験の職種別試験の書き方と3つのポイント。
6、必要な語学力はGTECがおすすめ
青年海外協力隊の受験には語学力スコアの証明が必要です。語学力スコアを持っていない人は英語であればTOEICを受ける必要がありました。
ですが、2016年秋募集から新しく「GTEC」という英語テストでの語学力スコアの提出ができるようになりました。
TOEICを受けると、受験申し込みから試験結果が出るまで数ヶ月かかってしまいます。GTEC-CTE-LRであれば、
- 申し込みをしてお金を払えば、好きな時に受験ができる
- テスト時間は約30分
- 試験終了後に結果がすぐに分かり、証明書もプリンタで印刷して提出可能
メリットだらけです。ぼくも語学力スコアを持っていなかったので、急遽GTECを受験してスコアを手に入れました。
語学スコアを持っていないから青年海外協力隊を諦める必要がなくなりました。青年海外協力隊の受験に求められる語学力は中学英語程度なので、少しの対策で簡単にスコアを獲得できます。
必要な語学スコアはこちら
⇒語学力審査について(JICAボランティア)
まだ語学スコアを持っていない人は今からGTECを受験しても間に合います。ぜひ受けてください!
⇒青年海外協力隊を受験するならTOEICよりGTECを全力でおすすめする!簡単に受験できます!
⇒GTECで高得点を叩き出すコツ(裏技)と勉強法。1週間で語学スコアをクリア!
7、応募者調書
応募者調書は調書の例を参考にしながら書いてください。
わからないことはJICAに直接連絡を取って聞くのが一番です。
8、問診票
正直に書きましょう。
説明会では、不合格者の3割が健康に問題があって落とされると言っていました。だけど別におびえる必要はありません。あくまでも「不合格者」の3割です。受験者の3割ではありません。
例えば、アトピーの人でも実際に合格している人がいるようです。なにか持病があるから無理だと思わず、青年海外協力隊に参加したいならぜひ受験してください。
開発途上国では日本のような医療環境が整っていません。なので、自分で健康管理ができるようでなければいけません。普段から食事・睡眠・運動の管理をしておきましょう。
また、健康の面でこれはどうなのかなと疑問に思うことがあれば募集説明会でも相談できます。健康面でわからないことがある場合は相談してみましょう。
健康面に関してのJICAの説明はこちら
9、まとめ
一次試験は対策すれば必ず合格できます。
合格率が低いなんて嘘です。一次試験で落ちる人ははっきり言って対策が足りないのです。
応募書類
- 応募者調書
- 応募用紙
- 職種別試験解答用紙(一部の方は不要)
- 語学力申告台紙
- 問診票
漏れなく準備してください。
説明したことをしっかりやれば攻略できるはずなので、ぜひやってください。
そして一次試験合格を掴み取ってください!

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