青年海外協力隊が任地外に複数拠点を持って活動することのメリットとデメリットについて考える

https://twitter.com/KotaOhmura/status/968664146563747840

 

ただいまアスンシオンで休暇中のぼくですが、
首都アスンシオンで帰国間際の先輩隊員にお会いしました。

その中で任地外の地域で陸上競技を教えてほしいというような話をいただきました。

ぼくはこの話を、おもしろいなと思いました。

 

 

その地域というのはぼくの任地からは結構距離が離れています。

日帰りで帰ることもできますが、そんなことをやっていたらぼくの心身が持ちません。

気軽に行けないから、その地域に行くことになったら実質2拠点での活動になります。

 

 

2拠点での活動になった場合、問題になるのは「任地での活動がおろそかになる」ということ。

あくまでも「可能性がある」という話ですが、確かに活動拠点を増やすことによって本来の任地での活動する時間が少なくなるのは確か。

ただでさえ現状1回の練習時間は約1時間半。
その短い練習時間の中で必要十分な練習をする必要があります。

更にその1時間半の間に練習をさせるだけではなく、練習の目的等をしっかり理解させなければなりません。

陸上選手を強くするだけでなく、ぼくが帰国してからも練習の意味を理解して自分たちでできるようになっている状態が望ましいと思っています。

 

今はぼくが見本を見せてやることが少しあるが、基本的には2年後を見据えてぼくがいなくても自分たちでできるような形にもっていきたい。

 

ボランティアの目的は、

自助努力の促進

ということですが、自分たちでできるようにするためにはボランティアがいない環境を作るというのが一番手っ取り早いと思うのです。

ぼくが任地にいなければいないほど、現地の人達は自分たちでやる必要があります。

自分がいるときにはしっかり陸上競技の指導をする、そしてぼくがいない時は指導したものを課題として自分たちでできるようにする期間にする。

 

 

だから、複数拠点を持って活動することによる「任地での活動がおろそかになる」という問題については考える必要はないのかなと思います。

むしろ長期的に根付く文化を残すという点に関しては、ある程度適切な距離感を持つことは重要な気がします。

そしてボランティアがつきっきりになってでしか成り立たない活動は、個人的には失敗だと思っています。

 

自分たちで今の文化を更に発展させていくこと。それが大事。ボランティアがいないとできないのは自助努力の促進につながらない。

 

そしてぼくにとってのメリットは、複数拠点を持つことによって自分自身が多くの経験をすることができるという点。

いろいろな経験をしたり見たりすることによって、自分の枠外の考え方に触れることができるし、そんな新しい考え方から新しいひらめきが生まれると思うのです。

まして、パラグアイの陸上競技は地域差が非常に激しいです。

その中でいろいろな環境を経験をすると、面白い化学反応が生まれるんじゃないかなと。

 

活動する地域が違うだけで環境がものすごく異なる。だからこそ受ける刺激は大きい。

 

地域に密着してボランティア活動に慣れるというのは確かに大切なこと。

だけど慣れすぎてしまうと「この場合はこう」みたいな画一的な思考になる可能性もあるし、柔軟でその時にベストな対応ができないと思うのです。

「慣れ」を防ぐためにも、常に外の世界に触れるというのは重要だと思います。

 

首都では子供たちが当たり前のようにできる運動が、その他の地域ではできない。

 

そんなことで、要請書には任地での活動が主な活動先でしたが、興味があるなら任地外に出てもいいのかなと。

デメリットはあまりないし、むしろ現地人にもボランティアにもメリットがある。

 

 

複数拠点を持つことの

○メリット

  • 自分自身が多くの経験をすることができる
  • 多くの経験をボランティア活動に還元できる
  • 慣れを防ぐ
  • 自分たちだけでできるような状況を作ることができるようになる

 

○デメリット

  • 移動が伴うので疲れる
  • 任地での活動がおろそかになる?

 

 

要請書に書いてあるものはあってないようなもの。

外に出てたくさんの情報に触れる中で本当の課題というのも見えてくる気がします。

 

 

どうなるかはわかりませんが、隊員同士のつながりを大切にしているとこういう案件が転がってくるし、

そういう案件の中からベストだと思えるようなものを選べるような余裕を持っていたいですね。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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ABOUTこの記事をかいた人

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。