海外での初めての年越しをパラグアイで迎えました。
パパの実家に親族が集合していつもどおり外でだらーっとしながら、カウントダウンに失敗していつの間にか新年を迎えていました。
迎えた初めてのパラグアイの真夏のお正月。
せっかくなので日本とパラグアイの正月を比較しながら紹介しようと思います!
1.初詣がない
当たり前かもしれませんが、神社がないので初詣はありませんでした。
とは言ってもぼくの任地サンタロサには教会があるので、それっぽい何かはあるのかなと思っていたのですが何もなく。。
なので、年が明けてパパの実家から帰ってきて寝たのが午前2時半頃。そこから朝8時くらいまで寝ていました。
何かあれば起こしてくれるだろう。
そう思っていましたが、本当に何もなく。。
どこにも出かけませんでした。
2.初売りがない
パラグアイというかぼくの任地は初売りがありませんでした。よっておそらく福袋という概念も存在しないと思われます。
元旦は雨が降っていたのでどこにも行かず。
基本雨が降ったらパラグアイは休日です。一度雨が降っている時に外に出たのですが、全く人がいませんでした(笑)
ホームステイ先のママ曰く、元旦はどこの店も閉まっているとのこと。
日本では元旦からお正月ソングが流れてめちゃくちゃお正月感があります。パラグアイにはそれがない。
初売りに見られる長蛇の列もない。そんな暇があったらきっとパラグアイ人は自宅で寝てますね(笑)
パラグアイの人達にとっては12月31日が買い物の日らしいです。確かにぼくも31日に買い物に出歩いたのですが、そのときは任地に来てから一番の賑わいでした。
3.お年玉がない
子供たちには大変残念ですがお年玉がありません。
まぁ、日本のお父さんお母さんからしたら何も気を使わなくていいわけだから、むしろ日本の大人たちにとっては羨ましい文化かもしれませんね。
そもそも子供も正月だからといって何かをねだるわけでもなく超ノーマルな生活をしていたので、お金も別に必要ないのかもしれません。
ちなみにぼくたちパラグアイの青年海外協力隊が1ヶ月に受け取っている手当は月額385ドル。約4万円。
4万円という金額はパラグアイの平均的な1ヶ月の給料です。
日本の子供たちは働かずしてお年玉という最強の文化によってパラグアイ人の月収を一瞬で手に入れてしまうのだから、もう凄すぎですよね。
4.特別な料理もない
日本ではおせち料理とか餅とか、なんなら外食までしてしまいますが、パラグアイホームステイ先では特別な料理は何もありませんでした。
元旦の朝はパンとコシード(お茶)のみの超シンプル飯。
一応昼はアサード(焼肉)をしたのですが、それも普段からやっていることだから正月料理とは言えず。昼からお酒も飲みましたが周りの家ではそんな雰囲気はまるでなく、ただ単にぼくのホームステイ先が肉を食べたかっただけと思われます。
そしてなんなら夜ご飯は予告されることもなく抜きでした(笑)

元旦の昼ご飯。12時間の休息を挟み、もうひと勝負!!

パパはワインも飲んでいました。気持ちでは一応お正月を祝っていたのでしょうか?
1月2日の朝も朝食抜き。予告されることなく抜きだからなんか調子狂うわけです。
ちょっとしたプチ断食を新年早々に不可抗力で経験したわけです。
https://twitter.com/KotaOhmura/status/948234752032636931
だけど朝ごはんがないかわりに出てきたのがなんとフルーツポンチっぽいやつ。
その理由は「胃を掃除するため」。
あんまーいフルーツポンチじゃなくて、ノーマルなフルーツだけだったら酵素がどうこうでデトックスによさそうな気がしますけどね。。どうしても甘すぎるとそれだけで身体の心配をしてしまいます。
10時に食べたフルーツポンチから3時間後。ついに普通飯に戻りました。

名前は不明だけど、パラグアイの正月史上最も正月っぽいごはん。見た目だけ赤飯みたい。

問題の「胃を掃除するため」のフルーツポンチ。

安定のチパ。
https://twitter.com/KotaOhmura/status/948235391773102080
パラグアイで初めてのミニ断食を不可抗力で経験したわけですが、元通りの食事が量もそのままのまんま過ぎて、ミニ断食の意味なくない?って思った。
だけど、とりあえず食べ過ぎたあとは胃を休める必要があるという考え方があることを発見できただけで収穫だったと思いたい。とりあえず苦しい(笑)
— 大村康太@自己ベスト更新の先生 (@KotaOhmura) January 2, 2018
見た目だけ赤飯に似ているからパラグアイで一瞬だけ日本のような正月の気持ちになれたのですが、食べるとやっぱりパラグアイを感じる。
そしてこの一人前の赤飯もどきを2皿食べました。あとはチパ、マンディオカ、そして3時間前に現れた「胃を掃除するため」のフルーツポンチ。
フルーツポンチを食べるまでにお腹いっぱいになったのは言うまでもないのですが、そこに詰め込む「胃を掃除するため」のフルーツポンチ。
復食が元通り過ぎてミニ断食全然意味ないじゃんと思いつつもフルーツポンチ自体は美味しいのでデザートは別腹状態で美味しく食べました。
ちなみに1月2日の夜ご飯は三度のアサードとして焼かれた肉。

ファイアーする肉。こいつですね。
昨日の肉の残りですね。それが出てきました。
あとは残り物のソパとマンゴー3個。いやぁ、めっちゃ食べる。。
5.元旦は休息日
ママが言っていました。
元旦は休息日よ。みんな寝てるわ。
らしいです。もう、語るまでもなく何もしない日。
日本では初詣とか初売りとかテレビとか豪勢なご飯とかありますが、もうそんなの何もありません(笑)
6.1月2日には元通りの生活
元旦に雨が降っていた関係で外に出ることができなかったので、晴れた2日は散歩をして周囲の様子を見てきました。
驚く程に普通。スーパーはもちろん、写真屋からアイス屋まで通常営業です。
店内には未だに飾られてあるクリスマス関連グッズ、そしてクリスマスのためのパン「パンドゥルセ」が特設コーナーのように置いてありました。
まだまだクリスマスを感じざるを得ない真夏の正月で不思議な感じですが、そんな不思議な気持ちのまま元通りの生活にカムバック。
ちなみに初めて過ごしたパラグアイのクリスマスはこんな感じ。
インスタグラムを見るとアスンシオンとエンカルナシオンの選手は練習始めだったようです。
日本だと1月4日とか5日くらいから練習しますけどね、その点パラグアイは始動が早いです。
なお、ぼくの任地サンタロサの練習休みは12月20日~1月8日。長い。そしてぼくは1月9日から首都に上がり12日からボリビア旅行です。。
パラグアイの正月は衝撃的に暇でノーマル過ぎた

ただ暑いだけ。それがパラグアイのお正月。
まとめです。
この一言に尽きますね(笑)
なんならぼくは大晦日からの食べすぎによって完全に胃疲れしてかなり体の調子が悪かったです(笑)
とにかく身体が重い。新年早々明らかに胃が超ハードトレーニングをして疲弊しまくっている。
そんな状況だったしそもそもやることが何もなかったので、ぼくはひっそりと頭が痛くなるくらい昼寝をしてそれでも暇なときはずっと本を読んでいました。
それでも暇だったのでKindleで本を1万円分くらい買いましたよ。自分へのお年玉みたいなものですね(笑)
こんな感じで、超ノーマルなパラグアイのお正月が終わりました。
というかお正月という概念すらないのかもしれませんね。。
日本の正月がどれほど特殊で毎日がイベントのような行事かというのを再発見できた、何もなかったけどいい経験でした。

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