「信頼関係」と「共依存」の違いと、コーチングのあり方について

 

 

こんなあなたに読んでほしい

  • コーチングに悩んでいる人
  • 自立した子どもに成長させるための指導法を考えたい人

 

 

コーチが選手に付きっきりって本当にいいコーチングなのか?

 

コーチの仕事ってどんなものが考えられるか?

  • 技術指導
  • 結果を出す

この2点の比率が非常に大きいように感じる。

だけど、本当にコーチの仕事ってこれだけなのか?

ぼくはそうは思わない。

 

 

もちろん子ども対象とおとな対象だと、またコーチングの仕方も変わる。

でも、本質は同じ。

選手を強くするためには付きっきりで手とり足とり教えなければいけないかというとそうではない。

なぜなら、試合の時に選手は一人で戦わなければならないからだ。

コーチが外からコントロールすることは不可能だからだ。

つまり、選手が戦う時は自立して自分をコントロールできる状態でなければならない。

日常的にコーチが選手に付きっきりで教えることは、一見するとすごく一生懸命。

でも、コーチの一生懸命が選手の成長や自立の妨げになるのであればそれは逆効果だ。

 

 

選手は選手である前に普通の人。

だから、競技と生活は密接な関係がある。

競技だけに特化して指導したとしても、競技以前の人としての成長がなければ頭打ちになってしまうのもそのため。

だから、強豪校と言われる学校ほど「人間形成」に力を入れている。

ゴミ拾い、あいさつ、手伝い、片付け、気遣いなど、そういう一人間として普通にできなければならない能力というのが競技に関係しているのがわかっているから、強豪校は強豪校でいつづけることができるわけで。

そういう基本的なところもコーチが教えるところだ。

 

 

基本的なことがわかってきた子どもたちは自分たちでもできるようになっていく。

それが成長した証であり、自立への一歩だ。

自分でできることの中から自分で考え、試行錯誤していく。そういう姿勢が彼らの新しい発見につながる。

最初から答えを教えたり、いつまでも補助輪をつけていたらいつまでたっても自立できないのと同じ。

コーチングは直接的に教えることが全てではなくて、ほかの方法でも教えられることはたくさんある。

 

 

そして、

  • 選手を突き放す
  • 放置する

というのも、彼らにとっては大きな学びになる。

なぜなら、コーチがいない環境で自分なりのベストを追求するようになるから。

コーチがあれこれ全て操作していたらいつまでたっても受身の姿勢から脱却できない。

もちろんそれでもある程度までは成長できるかもしれないけど、それは競技面の話。

人としての成長は受け身である限りほとんどない。

 

 

もちろん指導にはさまざまなスタイルがあるけど、多量の薬は毒になるように、つきっきり過ぎても毒になる。

つきっきりに見てもらって快感を感じ、コーチがいないとできないという状況は、どこか麻薬やタバコのあれと似ている。

選手とコーチの間に信頼関係があるのと、共依存であることは全く違う。

信頼関係があれば互いに自立していてもお互いを求めすぎない。互いにいい距離感があるからそれぞれが独立して自分の本当にやるべきことが見えている。

恋愛と似ている。

 

 

共依存の状態は互いに余裕がない状態。

どちらかが離れようとするととたんに不安定になる。

それが競技で出てしまったらどうなるか。

絶対に勝てない。強くなれるところまで強くなれない。

お互いが近すぎても、本来見えなければならないものが見えなくなってしまう。

恋愛と似ている×2(笑)

 

 

結局、今ぼくがやっている青年海外協力隊の活動も、信頼関係を作ることが大切なのであって、共依存状態と勘違いしてはいけないのだと思う。

信頼関係=共依存ではない。

コーチングはひとりひとりの持てる力を最大限に発揮する仕事。

そのための手段は必ずしも一つではないし、選手につきっきりになって教えることでもない。

子どもたちが”本当の意味”で成長するためには何が必要かを見極めること。

これがコーチングだ。

 

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ツイートで引用させてもらった粕尾さん@macchan8130 )は、縄跳びでシルク・ドゥ・ソレイユに2500回出演したという縄跳び界の神様

 

ぼくも粕尾さんと同じ考えを持っていたけど、過去に自分の考えを否定されたことがあって。

 

でも、粕尾さんの考え方に触れたら自分のコーチングも肯定された気がした。

 

スポーツ指導や教育において、ものすごく論理的で的を得ている情報が得られるので、ぜひチェックしてみてください!

 

子どもや選手を育てるコーチングの参考になるし、現在競技者の方にも参考になるはず!

 

縄跳びの神様、粕尾将一さんのTwitterはこちら

@macchan8130 

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。
趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。