パラグアイは肉大国。
スポーツ隊員がそんなところに行ったら絶対筋肉つけたいはず(笑)
2年間でムキムキになってビフォーアフターを楽しめるのも肉体国パラグアイ隊員の特権。
ということでパラグアイに来てからトレーニングを再開しました、大村康太(@KotaOhmura)です。
「発展途上国のスポーツ事情ってどんな感じなの?」
みなさん、イメージすることができますか?
ぼくは派遣される前はイメージすることができませんでした。
日本のスポーツ環境は整い過ぎているし、派遣される前は「発展途上国はものがない」という話をたくさん聞いていたので、スポーツも全然盛んじゃないんだろうなと思っていました。
だけどそうじゃなかった!
パラグアイもスポーツとか体を鍛えてる人はたくさんいます!
パラグアイは『サッカー』が圧倒的人気スポーツですが、一般人はほとんどスポーツをしない文化です。
運動しないけどめっちゃ食べる。栄養も野菜をほとんど食べないからバランスが悪い。
だから肥満大国なんですね、パラグアイは。
よくアメリカのテレビ番組でやってるような「超絶おデブ」みたいな人も結構います。
そういうスポーツをしない文化の人でも健康のためにジムでエクササイズを行っていました。
田舎のスポーツジムでしたがとても広い施設で一般人が体を鍛えるのには十分な施設でした。
- 大勢で運動する部屋
- ウエイト器具
- 水もただで飲める(パラグアイでは水は”買うもの”)
- トレーナー3人
- 会費1ヶ月約2000円(日本の某ジムは10000円程度)
- 爆音でテンションが上がる
- サーキットトレーニングやってる最中もトレーナーが監視&アドバイスしてくれる
- 可愛くて美人なぱらぐあーじゃがたくさんいる
- ラダーや腹筋コロコロ、ケトルベルなどもある

野菜もスーパーではたくさん売っているし肉も十分。米もパンもパスタもなんでも売っているので栄養には全く困らない。
つまりパラグアイはマッスルファクトリーなのです!

米。日本の方が美味しいと思うけど米もめちゃくちゃ売ってます。

野菜を食べない文化と言いつつも野菜もたくさん売っているし買っている人も多いです。
それでもジムにたくさん太った人がいるのは運動のご褒美でたくさん食べているからなんでしょうけどね(笑)
カラダづくりには『運動:栄養=1:9』と言われているくらい食べ物って大事なので、それさえ気を付ければぱらぐあーじょたちもいい体になると思うんですけどね~。
ということで、ジムで行われていた一般向けのサーキットトレーニングを紹介します。
これを見ればパラグアイの
- 人の大きさ
- 服装
- 運動神経
- 運動環境
- エクササイズ
などがわかると思います。
ということで、パラグアイのスポーツジムのリアルでした。
どうでしたか?
ちなみに8種目を25秒運動⇒15秒休憩で1セット、これを合計3セット行います。なかなかキツそうです(笑)
ぼくはこの施設や運動環境、トレーニング内容を見て日本とほぼ変わらないと思いました。
確かに日本の方が施設はきれいですが、『運動のしやすさ』という点ではパラグアイの圧勝だと思いました。
ひとりで運動するのは結構辛いし継続が難しいです。パラグアイのジムには指導に熱心なコーチ、テンションの上がる爆音音楽、陽気な人々、いい環境が整っているんです。
もちろん「競技力向上」という観点から考えたらもうちょっとストイックな環境の方がいいのですが、あくまでも一般向けのジム。それでも運動環境は間違いなく日本より上な気がします。
一般人のトレーニングを見た限りでは、スポーツをする文化ではないので運動神経はよくないなと思いました。
ですが運動する環境はいいものがあるので、競技力向上に関しては環境というよりも技術的なところが原因としては大きいのかなと思いました。
もちろんもっと田舎に行けば絶対にジムなんてありません。けどそれは日本も同じ。
スポーツ隊員の活動のメインの一つである「競技力向上」は技術的な要素を改善していけば自然に達成できるのではないかと思っています。
あとは技術がいい悪いの判断を現地の人ができるようになってその基準が多くの指導者が理解することが大切だと思います。
いろいろな国がありますが、発展途上国でもパラグアイの田舎町「イタグア」のスポーツジムは、日本と同じくらい素晴らしい環境が整っていました。

もはや日本の公営ジムよりもいいじゃないか!