訓練前最後の鍼&カッピング治療終了。あとは試合に出るだけ。楽しむ。
今までどうも身体を絞りきれない、自分のことをデブって思い続けてきたんだけど、「それ、皮だよ」って先生に言われた。ずっと間違った思いこみをしていたみたいだ。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
皮だって言われたものをずっと脂肪だと思って生きてきた。大学のときはものすごいコンプレックスで、これじゃ走れないし跳べない、デブは雑魚って思ってきた。
デブは何やってもダメ。裸を見てもいつも醜い体だと思っていた。哀れでいつも気になってた。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
デブは何やってもダメっていう間違った思い込みを5年重ねてきてようやく分かった。なぜ練習しても競技力が向上しなかったのか。それは、デブな自分は何やってもダメだという自己暗示をかけていたからだ。自分に催眠術をかけていたんです、知らず知らず。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
ぼくは大学生の時にデブって言われたことがあります。
事実、そのときは競技者としては太っていたのですが、その時から自分の体がものすごいコンプレックスになってしまいました。
- 裸になった自分を見るたびに太っているように見えてしまう。
- ほっそりしている人を見ては自分の体と比較して「あぁ、オレはデブだなぁ」と劣等感を抱く。
- 食べることに罪悪感を覚える。
体のことが頭から離れない地獄のような人生を5年くらい送ってきました。
実際は全然太っていないのですが、大学からの間違った思い込みがずっとぼくの人生を抑制していたような気がします。
体重が減ったから跳べる、増えたから跳べないみたいな考え方。パフォーマンスは体重が全て、みたいな。
実際この思い込みがあって、試合前はかなりサウナに行って少しでも体重を落とそうと汗をかきまくっていました。今であればそんなのは無駄だってわかるんですけどね。
常に「体重が増える・減る」「太った・痩せた」という考えに支配された生活って本当につらい。
特に、女子は体重のことをすごく気にすると思うけど、こういう考え方に支配されないでほしい。
実は普通の体型なのに、周りと比較したりデブって言われたことで劣等感を持ち続けて、間違った思い込みをする事になったんです。
そもそも、普通に部活やってる時点で一般人よりも筋肉が多いんです。パフォーマンスを向上させる直接的要因は筋肉であって、脂肪は間接的な要因。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
日本は「デブは醜い」みたいな考え方が強い気がします。
テレビで出る女優さんは確かに美しい。だけど、彼女たちはちゃんとトレーニングしてるんですよ。あの体型は作り上げたものであって、普通の体型じゃないんです。
美しさの基準を女優やモデルにしてしまうと自分が苦しくなってしまう。本当はその人が普通の体型できれいなのに、比較して間違った思い込みをした瞬間から、「きれい⇒ダメ」になってしまいます。
他人と比較して、「私はなんてダメな人間なのだろう」という思い込みをしてしまうと、我慢して、無理して、そうやって自分のあるべき姿からどんどん離れていく。
間違った思い込みに縛られると自分自身を見失ってしまう。それは、テレビでよく放送されるけど「洗脳」と同じ状態です。
洗脳状態になることで他の考え方が入り込む余地がなくなってしまうので、価値判断の基準が狭くなってしまう。そして行動の選択肢も減る。
だから、思い込みが強くなればなるほど自分の可能性を潰していることになるんです。
部活やってる人で体型ばかり気にしている人に言いたい。
あなたは本当に痩せる必要がありますか?痩せたら本当に速くなるんですか?今まで自分が考えていたことを、一回全部問い直してみればいい。意外と「本質をついていない思いこみ」があるもの。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
思い込みって本質を突いていないことが多いと思います。
そもそも人間1人の思い込みなんてたかがしれています。
「ちっぽけな思い込みが自分自身の価値を決める絶対的な判断基準になってしまう」ということ。これって人間はそれぞれなのに悲しい考え方じゃないですか?
プラス思考な思い込みだったら全然いいと思う。馬鹿みたいに思い込みすればいい。ただ、なんの根拠もないのに超ネガティブな思い込みをして自分の首を絞めて、その人にとってプラスになるのでしょうか?
間違った思い込みで自分の自己肯定感を下げるのは本当にもったいない。思い込みで人生棒に振るよ、ぼくみたいに。
— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
間違った思い込みで自分を過小評価して、謙虚なのではなく、ただ行動できない人間になっていく。
思考もどんどんネガティブになっていく。「自分なんてクソ人間だからできない」なんて言いまくってやりたいことすらできなくなっていく。
ぼくが大学生の時はまさにこんな感じでした。
ネガティブな思い込みに縛られてしまっている人は、一度その思い込みをとっぱらってほしい。
今までコンプレックスでずっと悩んでいた最後のモヤモヤがついになくなった。
もう、競技に関して悩みがなくなった。好きにのびのびやっていく。協力隊でパラグアイ行くけど、ぼくのやり方でアスリート目指すよ。
目標は帰国後に国体に出場して入賞すること。やってやりますよ。— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
今回、治療院の先生から「自分は太っている」という間違った思い込みを指摘していただいて、思い込みから抜け出すことができた。
今まで苦しんできた思い込みから脱却するのに5年もかかってしまいましたが、今、本当に気分が晴れやかです。
だから、これからは思い込みとか常識とか、そんなものを全部ぶち破って生きていこうと思います。
ぼくは2年間青年海外協力隊として発展途上国に行きますが、発展途上国だから競技できないという思い込みをまずはぶっ壊す。
協力隊の活動をしながらスキマ時間にトレーニングして強くなれることを証明しようと思う。
トレーニングも「これをやれば強くなる、弱くなる」とかっていうつまらない考え方をとっぱらって、ぼく自身がやることにぼく自身がプラスの意味付をしていく。
とりあえず2年後帰国したら国体に出ることを目標にします。
自分はダメ人間だという思い込みがなくなったから、ぼくは少しでもやりたいこと、可能性を感じるものに足を踏み出していく。
まとめです。
間違った思い込みは自己肯定感を下げ、劣等感を生み出し、自分のことを過小評価する。その過小評価が現実の自分自身の姿になってしまう。そうやって勝手に自分を抑制するからいつまでたっても成長しない。
5年間の経験からぼくが学んだことです。
間違った思い込みは人生を狂わす。— 大村康太@2017年JOCV候補 (@KotaOhmura) June 26, 2017
今回はぼく自身の「デブ」という思い込みを例にしましたが、思い込みが自分の可能性を狭くしているというのはどんなことにも通じるものだと思います。
勉強もそう。親に「できないダメなやつだ」って言われた子は自己肯定感が低くなって、本当に勉強できない人になるそうです。これは運動にも言えることでしょう。
社会に出て起業したい人とかね。「自分は特別な能力もないからできない」とか思い込んで行動しないから可能性も生まれない。
英語ができないから海外旅行したくてもいけない、とか。それって本当に英語ができないのだろうか?英語を使っている人はかなり勉強して獲得した能力を1ヶ月しか勉強していないのにできないと決め付けるって無理があります。
自分のことをダメだと思っている人には特に伝えたいんだけど、
間違った思い込みが自分の可能性を狭くしていることに気づいてほしい。

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