こんにちは!大村康太(@KotaOhmura)です!
昨日は母校八戸高校の高校総体前半戦の活躍を紹介しました。
昨日の試合が終わったあとはミーティングをする時間がありませんでした。
なので、LINEでのメッセージになってしまったのですが、ぼくは競技よりも大切だと思うことがあったのでそれをメッセージとして教え子に送りました。
少しでも教え子たちの心に響いてほしいな!
ということで送ったメッセージを紹介します。
コピーしてもいいですよ~(笑)
大村コーチからです。
一昨日の移動日にバスで八戸高校みんなの自己ベストが書かれた紙をもらったと思います。
その自己ベストの紙は想いがあってコーチが作りました。
一年生のみんなはまだ先輩たちがどんな種目をやっていて、ベスト記録もわからない。男の子だったら女子の先輩と話したことがない人もいると思います。女子も同様です。
3年生はこの試合で引退という人も出てきます。1年生は今この試合で3年生と話をしなければ卒業まで話をすることもなくなります。
入学からお世話になってきている先輩のはずです。まだわからないこともたくさんあると思うし自分のことで精一杯な感じはしますが、先輩と競技ができる、話ができるのも今しかありません。
自己ベストの記録を見て、先輩が自己ベストを更新したら「おめでとうございます!」と伝えてほしい。そうすれば今まで話せなかった先輩とのコミュニケーションのきっかけになります。
1日目、2日目で自己ベストを更新した先輩はたくさんいますよ?1年生の皆さんは君たちが心に思ったことを先輩に伝えることができていますか?
2017年高校総体はこの4日間しかありません。
この4日間の競技はもちろん、3年生と一緒に競技ができる時間、一緒に話ができる時間もこの瞬間しかありません。
昨日のことでも構いません。昨日ベスト記録を出した先輩に「おめでとうございます!」と伝えてみてください。
3年生とは少ししか関わりがないかもしれませんが、このめぐり合わせを大切にして欲しいです。
1年生の皆さん、いいですか?
2,3年生の皆さん。
自分の種目も大切だと思いますが、後輩にもベスト記録が出たりすごい頑張っていたりしたらぜひ直接伝えてほしい。
思いを伝える人間には必ずプラスのエネルギーが返ってきます。
「自己ベストおめでとう」、「がんばったじゃん、お疲れ!」ということは他人に向けられる言葉ですが、それと同時にプラスの言葉は自分にも返ってきます。
与える者はこの高総体で大きく成長します。
あとはこの声掛けを「やる」か「やらない」かだけです。
たったこれだけ。簡単ですよね?やればもっと盛り上がる高総体になりますよ?
さぁみなさん。どうしますか?
高校総体はチームの雰囲気がそのまま個人に反映されます。
全体応援だけでなく、個人個人思いを伝え合うこと、褒めること、称えることで、残りの2日間はもっともっと良くなるはずです。
記録だけじゃなくて、本当にこの2017年の高校総体が良かったと思えるように。
もっともっと良くなりますよ?もっともっと雰囲気は良くなりますよ?
雰囲気が良くなれば見えない力が出てきますよ?
高校総体はこの一瞬だけです。やれることは余すことなく全部やってほしいです。
コーチはみんなにもっとコミュニケーションを取ってほしいと思って、一昨日配布された記録表を作りました。
今まで話したことがない先輩後輩とこれをきっかけにコミュニケーションを取ってほしいです。
だんだん疲れが溜まってくる時だとは思います。そしておそらくほかの学校の先生も同じようなことをミーティングで言うはずです。
ただ、ぼくはだからこそここでメッセージを伝えました。
ここから八戸高校の底力を見せてください!
明日から期待しています!
はい。こんな感じでメッセージを送りました。
長いですね~(笑)
なんでこんなメッセージを送ったかというと、まぁ正直に言うとぼくの失敗経験があったからです(笑)
陸上競技は確かに個人種目ですが、だからこそ仲間を大切にすることが大きな力になることを学生時代のぼくはわかっていませんでした。
当たり前ですが、部活動の良さって仲間がいるところなんですよね。本当になんでぼくはわかってなかったんでしょうね。。。
本来部活動の陸上競技は勝負以前にもっと楽しむものだと思っています、今は。

みんながみんなトップアスリートを目指しているわけでもない。だからこそお互いの価値観を認め合った上でその人を応援する。
みんな違ってみんないいんですよね。別にトップアスリートになりたかったらそれはそれで頑張ればいいし、自己ベストが目標とか楽しくやりたいっていうのもアリだと思うんです。
高校生も大学生も、本当に出会った仲間って奇跡的な巡り合わせです。
そういう出会いを大切にしてほしいなって思ってですね、こういうメッセージを送りました。
ぼくは高校、大学と、正直競技ばかりでこういうところをおろそかにしていました。
はっきり言ってしまえば失敗でした。
ただ、その失敗があったからこそコーチとしてこういう気持ちを大切にしてほしいなって思うことができたし、ぼく自身もこの気持ちを大切にしながらコーチング活動が出来ています。
まだ1ヶ月くらいしか一緒に過ごしていませんが、本当に大切な宝物のような存在です。
いろいろな人のいろいろな頑張りとか価値観とか。そういうのを一緒に共有できているぼくは幸せです。
明日は最終日。
自己ベストは気象条件に左右されますが、自分の力を出しきれるか出しきれないかは自分たち次第です。
後悔のない走り、後悔のない大会。
というよりは生涯一の走り、一生大切にできる仲間との時間になればいいなって思っています、大村コーチは。
さぁ、楽しんでいこう。

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