青年海外協力隊候補の大村です。
5月5日から7日までの3日間、青森県春季陸上競技選手権大会が行われました。
ぼくはコーチ兼選手として5月5日に参加しましたよ~
教え子たちが超絶大活躍したので、その報告です!
1.今回の大会参加は特殊でした
今回の大会は自由参加ということで、母校は学校単位の参加ではありませんでした。
いつもであれば1年生から3年生まで試合に出ない人も全員が宿泊して大会に参加します。今回は一年生はまだ入部したばかりという理由で大会に参加しなかったので、それだけで人数が少なかったです。それに加えて、自分の試合に合わせた日程での参加ということで、なかなか大人数で戦うことができませんでした。
ほかの学校は学校単位で参加している一方で、やっぱりチームで戦う雰囲気作りは母校では難しかったかなと思います。
それでも少人数で戦うというのは、上のレベルの大会に参加すればするほどそういう状況になっていきます。今回の大会は特殊な形での戦いになりましたが、選手たちが目指す東北大会での雰囲気に近いのかなと思いました。
そういう意味では参加したみんなでそれぞれ役割を全うして協力し合えたいい試合だったのかなと思います。
2.今大会の入賞者たち

こんな感じで他校より雰囲気作りは難しかったかもしれませんが、そういう環境の中でも自己ベスト連発や入賞と、教え子は本当に大活躍してくれました!
- 男子100m
・・1名準決勝進出(準決勝で敗退しましたが、高校生の中では8番以内に入っているので高校総体に期待!)
・・1名自己ベスト大幅更新(去年は12秒3程度だった子が今大会向かい風で11秒6。きっと本人もビックリしているに違いない(笑)) - 男子200m・・決勝3位(強い風のためタイムこそ伸び悩んだものの勝負強さを発揮)
- 男子400m・・決勝4位(自己ベスト1秒更新&2年生のランキング1位)
- 男子800m・・1位&4位(高総体ではワンツーさせます)
- 男子1500m・・2名自己ベスト更新
- 男子110mH・・5位(彼がハードルの練習をしているのを見たことがない(笑)けど、東北出場させます)
- 男子4x100mR・・3位(チームベスト更新。あと1秒縮められるのでインターハイを目指します)
- 男子4x400mR・・3位(800mランナー2名がまだまだ伸びるのでまだ伸びる)
- 男子走幅跳・・大村3位(笑)
- 女子100mH・・7位(混戦なのでメンタルトレーニングで東北大会目指します)
- 女子棒高跳び・・1位大会新(インターハイを目指します)
- 女子やり投げ・・6位(これも混戦。底上げして混戦から抜け出します。彼女も東北大会に連れて行きます)
ちゃっかりぼくも入っていますが気にしない(笑)
2日目と3日目はコーチ活動しなかったので、2日目と3日目に参加した教え子は見ることができませんでしたが、いいパフォーマンスを出すことができました。
入賞していない人もまだ調整段階に入っていないので、高校総体では今回よりもっといいパフォーマンスを発揮できると思います。
陸上強豪校とは違って、やはり今回は出場者が少なかったこともあって応援の盛り上がりがいつもよりはなかったと思います。まぁ、それはしょうがない。
今回はそれを欠いた状態でいい結果を出してくれたので、高校総体は本当に面白くなりそうです。
やっぱり高校生って特殊なんですよ!これは本当に不思議なもので、学校の雰囲気や仲間意識が強い学校ほどなんか強いし、大一番でもびっくりするくらいの力を出してしまうんです。
ぼくの時は正直チーム環境は良くなかったので全体としてはあまりいい結果を出すことができませんでした。だけど、ぼくの後輩たち、教え子たちは雰囲気がとてもいい!
高校総体でこの雰囲気と仲間意識をもっともっと高めて試合に臨ませたいなと思います。
技術指導なんて一切しません。
教え子たちの眠っている部分がまだまだあるので、全員がいいパフォーマンスができるように必ず潜在能力を引き出します!
3.20日後の高校総体に向けて

他校は知りませんが、母校は高校総体の前にテスト週間があります。テスト週間中は部活動に制限がかかります。
幸い、顧問の先生のおかげで多少は活動できそうなので、選手たちの練習できないという不安を最小限に抑えられそうです。
練習ができないと不安になるっていうのは競技者誰にでもあることです。
ぼくは逆にそれを利用してさらに意識を高めていきます。
簡単に言うと調整ですね。心技体の調整。コーチとして活動していますが、練習メニューに関しては一切口出ししていません。する必要もないと思っています。
練習を見ているとちょっと動きすぎて休養がうまくとれていないように感じるので、休養の重要性を認識してもらえればテスト期間中をコンディショニング期間に変えることができます。うまく利用するんです。高校生はいろいろ忙しいからこそ工夫するんです。
高校総体に向けて、
- 体のコンディショニング作り
- 自信作り・風格作り
- 雰囲気作り
この3点のみ重点的に取り組んで行きます。
とは言っても、ぼくが何をするとかそういうことはほとんどありません。彼らが勝手にやるはずです。ぼくはそれを見守るだけ。
高校総体のときにびっくりするくらいのパフォーマンスを出させますよ!
まとめ

今回の県春季大会は
- 調整なしで挑んだ
- チームの雰囲気をまだまだ改善できる
- まだまだ覚醒途上
にも関わらず、たくさんの教え子が入賞&自己ベストを更新することができましたヽ(´▽`)/
もちろん思うようにパフォーマンスを発揮できなかった子もいると思います。天気などの環境的な要因もあるので、そこは切り替えさせて高校総体に意識を集中してもらいたいなって思います。
前回の大会では芽生えなかった、
「おれたちは意外といけるかもしれない」
という気持ち。絶対あると思います。だって、ぼくが引き出してるんだもん(笑)
そして芽生えた自信が、高校総体までの20日間に与える練習へのプラスの影響は相当大きい。

高校生は勝ちたいという強い気持ちと、自分自身を信じまくっている選手はものすごいパフォーマンスを発揮します。
陸上競技は勝ち負けがハッキリする競技ですが、だからこそ高校総体は初日からいい結果を出しながらいい雰囲気を作り上げていって、大会期間中に大きく成長できる大会にできるように、ぼく自身も頑張ろうと思います。
高校総体はその瞬間だけ。その瞬間を最高なものにさせます!
勝負に遠慮なんていらない。
突き進め!高校生アスリート!!
大村は策士。
やってやりますよ。
