【サンタロサの空家をジムに改築②】1ヶ月ぶりの作業と見えない全体像。このプロジェクトは一体何のためにやっているのか?

サンタロサの空家をジムに改築プロジェクトの第2弾です。

第1弾記事を見ていただいた方はわかっていただいていると思いますが、このプロジェクトを企画したのはパパであるカウンターパートです。

赴任したばかりのぼくはそもそもカウンターパートにそんな構想があったことも知らなかったのですが、やるというなら協力しましょうということで始まったこのプロジェクト。

1ヶ月ぶりの作業になりました。

 

 

 

ですが、作業が行われた日はぼくは首都アスンシオンにいたのでプロジェクトの作業に参加することができず。

とりあえず経過を記録だけでもしておこうと思いました。

 

 

まずは外壁。変化はこちら。

 

一か月前。塗装が剥がれてボロっボロ。ザ・空家でした。

2回目の作業。オレンジ色になりました。

 

おぉ。新居みたい(笑)

しかもオレンジ。実は前回の作業中だったと思うのですが、好きな色を聞かれたんですね。その時に「オレンジ好き」って言ったのを採用してくたのでしょうか?

ちょっと謎なのですが、やっぱりオレンジは明るくて好きですね!

 

まだ途中。

 

前回はここで終わったようです。

2回目の作業前に現場を見たときの草のボーボーがなくなっているので、ペンキ塗りと並行して草刈もしたようです。

パラグアイは気温が高いから雑草の成長が早い。正直、維持するのが大変かなぁ、と思っています。

 

前回と変わらない。

印刷機も前回と変わらない場所に放置してありました。

 

あとは何も変わらずでした。よって、今回2回目で行ったことは、

  • ペンキ塗り(全体の4分の1程度)
  • 草刈

以上になります。

一回目の作業の時も草関係の作業をしたのですが、1ヶ月経って再び草刈。1ヶ月に一度のペースでメンテナンスをしないとすぐに荒れてしまうということがわかりました。

なのでペンキ塗りも4分の1しか進まないという状況でした。ゆっくりゆっくりという感じで、本当にジムになるのかなぁ、というのが正直なところです。

 

 

そしてこのプロジェクト。

本当に意味があるのかなぁと個人的には思っています。

もちろん現地で必要、特に陸上選手に必要だからということでカウンターパートが自らやるといった企画です。現地の人が現地での需要を考えて提案したのだと思います。

確かにジムができたらサッカーの練習と兼用で使っているグラウンドで狭苦しくやる必要はありません。地面も平らだからトレーニングはしやすくなると思います。

ただ、ぼくはこれが重要プロジェクトだとは思えないのです。

 

 

2ヶ月任地で活動をして、特に陸上競技の活動を通して、まずは選手が積極的に参加しようと思えるような環境づくりの方が大切なのかなと思っています。

なぜなら、理由は裏返しで練習の参加者が非常に少ないから。

月~金の5日間の練習で毎日練習に参加している選手は今のところ1人もいません。もちろん家庭環境とかぼくが知らないところでやらなければならないことがあって参加できないのかもしれませんが、それが現実。

いつも練習に参加しているのは10人程度。

試合が近づいて来ると練習に参加し出すとカウンターパートが言っていたのですが、その人たちを除いて総勢10名程度。

このプロジェクトは10人程度のためにやっている作業なのでしょうか?このプロジェクトが終わったあとに、どうしても強化や普及活動に繋がるとは思えません。

 

 

そして来るか来ないかわからない選手のためにまずは施設の準備を長時間かけて行うのは、とてもパフォーマンスが悪い。

選手が絶対に来ることを前提にしていればこのプロジェクトは意味があるものだと思います。ただ現状参加率が低いので、これが廃れる可能性は高いのかなと思っています。

重要度が高いもの、尚且つその活動を推し進めることによって大きな効果を生み出せる予測がつかなければ現地の人のためにはならないんじゃないかなというのが正直なところです。

 

 

できればぼくはカウンターパートの意見を尊重したい。

地域のため、子供たちのために自分からプロジェクトを進めることは大変だと思うし、それが成功した時には大きな価値を生み出すと思っているから。

もちろんカウンターパートが前向きに取り組んでいるのでぼくも協力します。ある程度のビジョンを作ることができているのだと思います。

ただ、ぼくは今の現状から考えてどうしても完成像が見えなくて、これは一体誰のためにやっているのかという疑問を解決できないでいます。

なぜなら、このプロジェクト自体が選手の練習への参加率を上げたり強化に繋がるとは思えないからです。

 

 

実際、練習を見ていても自分から筋力トレーニングをしようとしてトレーニングに取り組んでいる人は本当に少数です。

やったとしてもやったふり。回数は誤魔化すしトレーニング時間も守らない。なんならカウントダウンをし始めて終わりを要求してきます。

そんな彼らにとって本当に必要なものなのか?

もっと必要なことがほかにもあるのではないか?

そう思うのです。

 

 

ぼくの今のところの気持ちは、正直あまり乗り気ではありません。自分からやろうと呼びかけることはないと思います。

「やるぞ!」と言われたら協力しますが、自分からはやらないと思います。

かわりに、ぼくはこの陸上チームの本当の課題を見つけます。

なぜ練習に来ないのか、やっていることがいけないのか、時間なのか、やり方なのか。そういう細かいところ。

 

 

いろいろ書いていていますが現地の人を否定しているわけではありません。

むしろ自分たちから立ち上がってやろうという気持ちは本当にすごいことだと思っています。

もしかしたら終わった時にはこのプロジェクトが成功している可能性もありますし。

ただ、それを考えても重要なメリットにはならないんだよなぁ。

 

 

今回は参加はできませんでしたが、ぼくがいなくても現地の人たちで勝手にやることができるということがわかりました。

現地の人には力があるからこそ成功させてほしいなと思う一方で、個人的には乗り気でなくなっているというちょっと複雑な心境です。

 

2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。

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2017年9月から南米パラグアイで青年海外協力隊の陸上競技隊員として活動中。大学ではスポーツを専攻。日本でコーチング後、パラグアイでナショナルレベルまでの選手の育成強化・競技の普及活動、及び小学校体育教育を行っている。 趣味はカメラとトレーニング。ブログとSNSの更新頻度は多め。